2022年11月ベトナム旅行(ホーチミン編)
皆様、あけましておめでとうございます。まごまごしている間にいつの間にか年が明けてしまい、あせっているにこいちです。何とも恰好が悪いのですが、昨年11月のベトナム旅行記の続きを書きます。今回で終わりです。
1.4日目
朝食を食べてから国内便でホーチミンに移動。格安航空便(Vietjet)のためか、機内はほぼベトナム現地の方。しかも、9割以上が男性。女性はなかなか飛行機を使わせてもらえないのかしらん、と思いながらうたたねする。
後発組を待ってホテルでチャーターしたミニバスでホテルに移動する。
Cさん、Fさん夫婦と高級ケーキ屋でお茶をする。フランスの影響か、ケーキがどれも美しく、甘さがしつこくなくておいしい。Cさん、Fさんはご夫妻ともIT企業にお勤めで元留学生のため、日本語が堪能。
グラブでホテルに戻って、ドンコイ通り土産物店を見学する。コロナのためか、閉店が多かったのが残念。
夕飯はドイツ料理店。元留学生Sさんの親族経営。Sさんは日本在歴11年。日本語でジョークもスラスラ言えて、日本で会社も経営しているデキる男。お店にはレトロなオートバイが展示してあって、好きな人にはたまらない感じ。ビールは様々な種類を用意してくれて、ベトナム料理に飽きた人や苦手な人にはいいんじゃないでしょうか。ビール好きな人の接待にも使えそうでした。なお、料理の塩気が強いので、高血圧の人は注意が必要です。
2.5日目
朝食後、グラブで郊外の少数民族の手工芸品を扱う店へ向かいました。かわいらしい感じの小柄女性が隠れ家っぽい自宅兼店舗で経営しています。彼女は少数民族の住む地帯に住んだことがあり、その際に取材した内容を本にまとめているそうです。
昼はTさんとPizza 4P’sに行きました。日本人経営のピザのお店で、ベトナムの老若男女に大人気。お店もおしゃれで、デートにもいい感じ。
その後、ベンタイン市場で買い物をしました。
夕飯はTさん、Bさん(夫が日本人)と小ぎれいなベトナム料理店へ。大変おいしかったのですが、パイナップルジュースで腹痛になり、貧血を起こして倒れてしまいました。疲れがたまっていたのかしら…。同行者の皆さん、お店の皆さんには迷惑をかけて申し訳ありませんでした。
3.6日目
Sさんに案内してもらい、目貫通りを散歩。
サイゴン・キッチュという雑貨店へ。飼料袋を再生した小物入れやバッグを購入しました。
昼ごはんは鉄板バインミー。おいしいのですが、脂っこくボリュームがあります。
午後は同行者の部屋に、編み物作家さんにおいで頂き、商談。
夕ご飯はSさんと接待用ベトナム料理店に行きました。春巻き、エビゴマフライ、炒飯等、どれもおいしかったです。
4.7日目
朝食後、チェックアウト、ロビーでKIMトラベルの案内人と待ち合わせし、クチトンネルとメコンデルタツアーに参加しました。
別のホテルに移動し、夕飯を食べシャワーを浴びてすぐチェックアウト。空港に移動。
5.8日目
0:15発Vietjetで帰国。
帰国後成田で、コロナ対策のためのアプリをインストールする作業を行いました。
6.感想
ベトナム戦争で多くの国民を失ったためか、ベトナム人の年齢は若い人(子供~50代位まで)が多いです。60代以上の高齢者はハノイ、ホーチミン市内でほとんど見かけません。また、鉄道網が発達しておらず、若い人の移動手段はスクーター(多い)又は自動車(少ない)で、交通ラッシュの時間帯には歩道にもスクーターが平然と入ってきて、ビュンビュン走ります。そのため、全くバリア・フリーじゃないです。杖をついた人や車いすの人は全く見かけませんでした。高齢者や足の悪い人はハノイ、ホーチミンには行かないほうがよいと思います。それでも行くとしたら、バス・ツアーで、ホテルから観光地までをドア・ツー・ドアで移動することをお勧めします。
移動と言えばもう一つ。実は8年ほど前にもハノイに行ったことがあるのですが、その際にはタクシーやバイクタクシーで代金をボラれることが多くてストレスでした。しかし今回は「Grab」というスマホ配車アプリを入れたところ、これが非常に便利なうえ、ボラれることが全くなくなり超快適でした。運転手の身元が登録されており、クレジットカード決済もできるため、ベトナム語が一言も話せなくても楽々でタクシーが利用できます。IT技術の凄さを実感。在ベトナム日本大使館もGrabを推奨していました。
ハノイとホーチミンでは言葉も文化もかなり違うそうです。例えば、ハノイの男性は細かいことにうるさく妻に厳しいけど、貯蓄はうまいそうです。ホーチミンの男性は「宵越しの金は持たない」式で遊びがうまくお金はあまり使わない傾向にあるとのことでした。ハノイの女性は、ホーチミンの男性のほうがモテるんじゃないかというようなことを少し羨ましそうな表情で語っていました。ハノイ生まれ・ホーチミン在住のSさん(男性)は奥様と話し合って、小さいお子さんと奥様をハノイに残してホーチミンに単身赴任しているとのことでした。その理由を尋ねたら、ホーチミンで育つと子供の言葉が南部なまりになってしまうため、子供の将来のことを考えてそうした、とのことでした。このSさんはハノイ出身者らしく、お金のコントロールが上手で、自分自身はエレベーターなしのアパートの8階に住んでお金を節約しているとのことでした。さすが30歳そこそこで、日本で会社を経営しているだけのことはあります。日本人の同年代と比べてたくましさ、タフさの違いに舌を巻きました。
ベトナムで日本に留学が流行っていたのは今から10年程前で、今は下火になりつつある(今は韓国留学が人気)そうですが、ベトナムに帰国してからつく仕事はIT系が多いそうです。今回、元日本への留学生と何人もお会いしましたが、IT系でないところにお勤めだったのは、1人だけでした。ベトナムがアジアのシリコン・バレーっぽい立ち位置になりつつあるのかな、という印象を受けました。
物価はかなり上がっていました。今回行ったケーキ屋やホーチミンのベトナム料理店などは、ほぼ日本のケーキ屋・ベトナム料理店と値段が変わらないほどです。ホテルは日本よりも安いですが、Wifi環境があまり宜しくなかったです。おみやげや販売用に雑貨をいくつか購入しましたが、これで利益を得て、航空券やホテル代・飲食代をねん出するのは非常に難しい印象を受けました。例えば、日本で3000円で販売されているものが現地だと2000円で買える位の感じです。現地の人と仲良くなってよほど安く仕入れるか、別のところに力点を置く(例えば有名人に使ってもらって付加価値を付けるなど)をしないと、ビジネスとして成立させるのは難しそうだなと思いました。
最後に、旅行にかかった費用の総額を紹介します。
交通費 | ¥ 233,457 |
宿泊費 | ¥ 68,246 |
飲食代 | ¥ 36,000 |
その他 | ¥ 35,921 |
合計 | ¥ 373,624 |
では、また!