投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2021に投票しました。

こんにちは、にこいちです。

 

今年は早めに、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2021に投票しました。

 

天邪鬼の私は、昨年と同様、某たぶん1位じゃないファンドに全振りしています。2位、3位、4位に入りそうな対抗馬に投票したほうが、結果に対する自分の影響力があるような気がして、そのようにしています。

 

今年はどうなんだろう?あまり新規ファンドで皆の目を惹いたものはなかったような?米国株式ファンドが強いのかな?色々想像するのが楽しいです。競馬みたいに1位から3位まで当てた人には景品を出すとか、レース形式にしても面白そう。

 

今度もまたオンライン開催で皆様に直接お目にかかることができないのが残念ですが、オンラインだと自宅でゆっくりお酒を飲みながら授賞式をのんびり拝見することができ、これもいいものです。

 

また、対面で再会できるといいですね。コロナ禍の収束を祈っています。

 

では、また!

投資に関心がなかった夫が投資を始めた理由-レナウンの倒産

皆様、こんにちは。にこいちです。

 

今日は、投資にずっと興味がなかった夫(イチ)が、投資を始めるようになったきっかけについて、私(ニコ)が書いていきたいと思います。

 

1.イチが投資に興味を持たなかった理由

 ニコは本格的に投資を始めて約18年経ちます。その間ずっと、半年に一度、イチに家計の状況をエクセルでまとめて報告していました。その中にはニコの投資信託の積立の結果等も含まれていました。また、折にふれて「あなたも投資やってみない?」と誘っていました。

 しかし、イチの答えはいつも「嫌だ、興味ない」というものでした。イチはリスクを負うのをすごく嫌がっていました。ファイナンシャル・プランナーさんに資産形成の相談に乗ってもらったときも「ノーリスクミドルリターンの商品が欲しいです!」なんてことを元気よく言っちゃうような人でした。

 

2.しかし、イチは株式を持っていた

 そんなリスクを極端に恐れる男・イチでしたが、実は株をいくつか保有していました。原因は相続です。2008年に義父が亡くなり、義父の保有していた株式のいくつかを兄弟と分け合って相続していたのです。

 しかし、イチは株価にほとんど興味を示しませんでした。半年に1回のエクセル表を作成する際にも、そのときどきの株価を表に転記して見せていましたが、「ふーん、そうなの」「上がったねえ」「下がったねえ」などと淡々としていました。

 上がったときに「そろそろ売ったら?」と促したこともありましたが、イチは「いいや。しょせん親父からもらったあぶく銭なので、興味ない」と断ってきました。

 とはいえ、配当や株主優待は嬉しかったようで「冥土の親父からの小遣いだ」と喜んでいました。 

 

3.そのときは来た

 しかし、イチが否が応でも投資に向き合わなければならない時がやってきました。

 じゃーん!それは、コロナ禍の影響による、2020年5月15日のレナウンの倒産(民事再生です!

 義父から相続していた株式の中に、最小単位程度ですがレナウン株が含まれていたのです。2008年に相続したときには既に総額2万円ほどで株価が低迷していましたが、名門だしまさか潰れるとは思わなかったようです。過去の記録によると、義父はレナウンを総額76万円で購入していたようなので、76万円が本当に紙くずに、0円になってしまいました。

 イチはまた、某航空株をかなり多く相続していました。10日間位ずっと、こちらの会社も倒産するのではないか、と悩みに悩んでいました。そこで、ニコは「そんなに悩むなら損切りしなよ。今損切りできないなら、きっとずっとできないよ。」と言いました。そこでイチもネットで情報を集め、予想された年間負債額から会社が何年も持ちこたえられないと判断、思い切って某航空株を全て手放し、数百万円の損失を確定しました。

 

4.イチ、投資口座を開き、本を読む

 それからのイチは変わりました。まず、ニコのお勧めに従い、ネット証券とネット銀行に口座を開きました。

 同時に、イチはニコお勧めの本を2冊読みました。山崎元大橋弘祐箸「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」と水瀬ケンイチ箸「お金は寝かせて増やしなさい」です。お金に全く興味のないイチにとって「難しいことは」の対話形式は非常に分かりやすかったようです。また、「お金は寝かせて」は、”投資とは労力をかけるものだ”という思い込みを払拭してくれる目鱗本だと喜んでいました。

 

5.イチ、投資を始める

 ネット証券の口座が開かれるとすぐに、イチはiDeCoとつみたてNISAを開始しました。自営業なので、iDeCoは限度額一杯の6万8000円/月、つみたてNISAは3万3333円/月です。それぞれ、世界株式の時価総額にだいたい応じた割合で、手数料格安のインデックス投資信託を積み立てています。

 また、義父から相続した株を入れていた対面口座の中身をネット証券に移管し、毎日値動きをチェックしながら少しずつ売ったり、新たに買ったりする作業を始めました。損切りをした某航空株の損失額を利用して損益通算を行うと、以後3年の譲渡益や配当を無税にできることが分かったためです。本来20%ほどかかる税金が、翌年以後3年の期間限定でゼロ円になるというのはかなり魅力的なボーナスステージです。

 個別株をやる際には、かぶ1000箸「貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術」を読んでもらいました。とてもここまではできないけど、冒険譚として面白かったそうです。

  丁度コロナの影の強い時期に投資を始めたのがよかったのか、2021年11月10日現在、イチのiDeCoとつみたてNISAの口座は3割近くのプラス、個別株も移管以降はプラスとなっています。毎日ネット証券の口座を見ては一喜一憂するイチですが、おかげで経済ニュースを熱心に見るようになり、夫婦の会話も経済ネタが多くなりました。特にイチはテレ東WBSの滝田洋一さんやフィスコの小林大純さんのコメントが理知的で面白いと、お気に入りの様子です。

 

6.まとめ

(1)以上の経験から思ったのは、自分ゴトとしてとらえないと人は投資に興味を持たない、ということです。なので、配偶者に投資に興味を持ってもらうためには、わずかでもよいから株や投資信託を持ってもらえばよいのではないかと思います。最初のお金は誘う側が出してあげるとよいと思います。

(2)子供に株や投資信託を相続する予定があるなら、売買の方針や方法など前もって親が子に教えておいたほうがいいのではないかと思います。子供の性格にもよりますが、何も教えられていないと、相続してすぐに売って換金して遊びに使ってしまうかもしれないし、逆に自分事と思えず関心が持てないうちに、売り時に売れなくなってしまうようです。

 

以上で今日のブログは終わりにします。では、また!

 

年金問題について-その2 年金不安の理由と対策(メモ)

皆様、こんにちは。にこいちです。

 

今日は、他のウェブサイトなどを見て考えた「年金不安」の理由、原因と対策についてまとめたメモを書いていきたいと思います。

 

1.年金不安の理由

(1)年金破綻(破産)
(2)年金減額
(3)年金保険料負担の増額
(4)年金支給開始年齢が遅くなる
(5)年金だけでは生活費、介護費、医療費が足りない
   インフレ(生活費、介護費、医療費の高騰)、生活水準を下げられない
(6)将来の年金見込み額が分からない
(7)年金(見込み額)が足りない場合の対策が分からない
(8)年金を運営・管理している機関(厚労省、年金機構)の不祥事
(9)現在の生活が苦しいから将来に備える余裕がない
(10)自分で稼いだお金なのに自分で記録・コントロールできない

 

2.年金不安の原因

(1)年金=掛け捨て保険(賦課方式)ということが理解できていない。

   賦課方式=その場その場での世代間の仕送りなのですぐに破綻することはない。

(2)少子高齢化

  • 若者が減る一方で高齢者が増える。若者が高齢者になったときに年金がもらえるのか、もらえるとしても十分な金額がもらえるのか不安。世代間格差。
  • ねずみ講のように後から入った人が損をするイメージ。
  • 年金受給者(主に高齢者)は今の時点でもらうことが確定している。これに対し未受給者(主に若者)はもらうことが確定していないのに金を拠出するというリスクを負っている(リスクの偏在)。

(3)老後の医療費や介護費がいくらかかるか分からない

(4)家計運営・貯蓄・投資の知識・能力がない

 

3.なぜ社会保険制度はあるのか?

 高齢になったり、配偶者が死亡したり、障害を負っても誰も助けてくれない→弱者がますます弱者になり、格差拡大→国民が国(議員・官僚)を信用できない→自殺、暴動、犯罪が増えるなど社会不安になる→革命(国家転覆)、内乱、戦争など。

 なので、日本は国家の威信をかけて、年金制度等の社会保険制度を維持するであろう。日本という国家が存続する限り、年金制度は続くと考える(=年金破綻はない)。

 将来、年金減額、年金保険料負担の増額、年金支給開始年齢が遅くなるなどの不利益変更はあるかもしれないが、今までの制度変更の経緯に鑑みると、不利益変更は相当の時間をかけて行う(=事前準備は可能)と推測する。

 

4.対応策(国)

(1)収入を増やす 人数×単価

  • 加入者を増やす(=高齢者雇用、女性雇用促進。定年の高齢化)あとは、外国人の加入者を増やす?
  • 国民の年収を増やす(儲かる分野にシフト)。年金保険料を上げる、税金負担分を上げる。

(2)支出を減らす 人数×単価

  • 支給年齢を上げる(=支給対象者を減らす)
  • 年金額を減らす

(3)運用する

  • リスク資産を増やす?(少子高齢化社会でこれ以上リスク資産割合を増やして運用するのが適切かはよく分からない)

 

5.対応策(個人)

(1)収入を増やす

  •  収入が高い業種に転職する、起業する、副収入を得る
  •  自分の価値を上げる(勉強)
  •  専業主婦(夫)から共働きへ
  •  長期間働く(定年後は再就職又は起業)

(2)支出を減らす

  • 生活費(固定費)を見直す
  • 家事能力・育児能力を上げる
  • 浪費、借金を抑え生活費を下げる
  • 家計簿をつけるなどして家計運営能力を上げる
  • 健康に気を使う(暴飲暴食を避け適度な運動をして、医療費を減らす)

(3)運用する  

  • 自営業者は、国民年金を支払う。収入が低い人は国民年金の免除/減額・猶予・追納制度を利用。
  • サラリーマンは厚生年金額をチェックする。
  • 付加年金、国民年金基金、節税策となるiDeCo、(一般又は積立)Nisaを利用。なお、自営業者はiDeCoで月額6万8000円まで積立可能であり、40年間積み立てると3264万円となる。国民年金は満額で年間約78万円(現在)なので、20年受け取ると1560万円であり、iDeCoが倍額以上になる。自営業者は年金の相当部分を積立方式寄りに設計することが事実上可能となっている。
  • 民間の年金保険は利率が低くあまり意味がない。
  • 老後の住まいのため不動産の購入?(価格、状況による) 

(4)記録・管理する

  • 年金関係の記録を保管する
  • 給料明細をとっておく(場所がなければPDF化・写真撮影)
  • 古い銀行通帳をとっておく(場所がなければエクセル等で管理)
  • ねんきん定期便をとっておく
  • ねんきんネットに登録し、将来の年金見込み額をシミュレーションする。
  • 不明点は年金事務所に相談に行く。家庭がある場合は、夫婦で行くのがお勧め。(年金ネットでは、配偶者が死亡した場合のシミュレーションができないため)

(5)調査する

  • 介護費用(一時費用70万円弱+自宅介護で8万円/月位。特養で5~15万円/月位、有料老人ホームだと15~30万円/月位)
  • 平均介護期間:5年(しかし、10年以上介護が必要になる割合も10%以上)
  • 高額療養費制度、高額介護合算療養費制度あり(複雑すぎてよく分からない・・・)。
  • 仮に介護費+医療費=25万円/月かかるとして、12ヶ月×5年をかけると1500万円(年金10万/月とすると自己負担額900万円)。10年とすると、倍の3000万円が必要(年金10万/月とすると自己負担額1800万円)。

(6)管理・監督、勉強

  • 新聞やテレビ等で年金に関するニュースを見る。厚労省や年金機構等の不祥事をチェックする。
  • 年金に関する書籍を読む。
    田村正之箸「人生100年時代の年金戦略」と是枝俊悟箸「35歳から創る自分の年金」はニュートラルな立場から書かれており内容が充実していて、具体的な対策も豊富でお勧め。
    大江英樹箸「知らないと損する年金の真実」は分かりやすいがやや中高年向けで若者は読んでもあまり納得がいかない内容かも。
    海老原嗣生箸「年金不安の正体」は民主党批判など政治的な主張が多くあまり勧められない。

6.まとめ

 将来のインフレなどについては全く予測がつかないので、年金不安が全部解消されたわけではありませんが、こうやって書き出してみることで、事前の対策は練れるように思います。

 というわけで、今回はここでおしまい。何か思いついたら追加します。

 では、また!

 

年金問題についてーその1 公的年金=保険とはどういうことか? 

皆様、こんにちは、にこいちです。

 

ここ最近ずっと考えている年金問題についてシリーズで書いてみようと思います。今日は、公的年金=保険の意味について考えてみます。

 

1.年金の定義

 「年金」とは、終身または一定期間にわたり、毎年定期的に一定の金額を給付する制度のもとで、支給される金銭。また、老齢・障害・死亡などを保険事故とし、被保険者や遺族の生活保障を目的とする年金保険制度のこと。国民年金・厚生年金・共済年金などの公的年金と、企業年金・団体年金、個人年金などの私的年金とがある(小学館デジタル大辞泉)。

 「保険」とは、火災・死亡など偶然に発生する事故によって生じる経済的不安に備えて、多数の者が掛け金を出し合い、それを資金として事故に遭遇した者に一定金額を給付する制度。生命保険・損害保険など。(小学館デジタル大辞泉

 公的年金は「年金」でありながら「保険」でもあるらしい(後述します)。でも、そんなこと辞書には書いてなくて、正直分かりにくいです。

 

2.法律上の根拠

 すべて公の制度には、法律上の根拠があります。公的年金の根拠条文は、憲法25条2項及び国民年金法、厚生年金保険法など。

 憲法は25条1項で生存権を定めていて、2項で国の努力目標を定めています。

第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
② 国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 この25条2項に基づき、国民年金法(昭和34年)が定められています。国民年金は「老齢、障害又は死亡によつて国民生活の安定がそこなわれることを国民の共同連帯によつて防止し、もつて健全な国民生活の維持及び向上に寄与することを目的」とし(1条)、「国民の老齢、障害又は死亡に関して必要な給付を行う」ものとされています(2条)。

 厚生年金保険法(昭和17年法を29年に改正)は憲法より先に定められたためか、生存権規定との関係性が明らかではありませんが、厚生年金保険法が新憲法制定後も存続している以上、憲法25条と整合性のある制度と捉えられているのでしょう。

 

3.さて、最近読んだ本によれば、”国民年金も厚生年金も「保険」なので、民間の貯蓄性金融商品とは異なる性質のものである”(権丈善一箸「ちょっと気になる社会保障V3」iii頁、田村正之箸「人生100年時代の年金戦略」27頁も同趣旨)とのこと。

 要するに、公的年金は、自動車保険などと同様「掛け捨て保険」の性質を持つので「支払損もありうる」制度であることを理解せよ!ということらしい。国民年金法等法律の中で支払うお金のことを「保険料」と読んでいるんだから、保険としての性質は明らかでしょう?ということらしいです。

 でもね、これめっちゃ分かりにくいですよね!民間の「保険」は貯蓄性の保険もあるわけで掛け捨てとは限らないし。公的年金が掛け捨て保険なら、もっとはっきり説明してほしい!民間の保険は保険法で契約のときに重要事項についての説明責任があるのに、公的年金はそんな説明責任もないです。

 それでいながら、国民年金は20歳以上60歳未満の全国民に加入義務があり、支払が遅延すると年14.6%の延滞金がついたり(97条)、財産が差し押さえられたりします(109条の7)。厚生年金も同様に延滞金の規定(87条)や差押の規定があります(100条の7)。これらは、財産が競売にかけられると税金と同じく優先して支払われることになっています。

 

4.要するに、年金支払い義務は国民の三大義務の一つである納税と同じ位重い義務なのに、年金加入前の事前説明・教育があまりないのが問題。もっと中学校・高校できちんと教えてほしかった、と思いました。

 

5.さて、公的年金は掛け捨て保険(=支払った保険料が戻らない)とはどういう意味でしょうか?どういう場合に掛け捨てになるか、思いつく限りで書いてみます。

(1)老齢年金の加入期間が10年未満の場合

10年未満しか年金に加入していないと老齢年金をもらえず、支払った分が掛け捨てとなります。なお、仮に1回も年金を支払っていなくても、税金で間接的に年金保険料を支払っていますので、掛け捨てとなっています。

あと、支払義務があるのに支払わないと延滞金が加算されることになります。延滞金が嵩むと老齢年金の受取額が減って、結局支払い損になるということはあるかもしれません。

なお、公的年金障害年金や遺族年金の性質もあり、若くして障害を負ったり死亡した場合に年金が出ます。若くして障害を負ったり死亡を負う人は人数としては少ないので、多くの人の場合掛け捨てになります。

(2)早死にした場合

例えば、年間20万円の年金を40年支払い(総額800万円)、月額5万円の受給資格を得たのに1年(受取総額60万円)で亡くなってしまった場合は、多くが掛け捨てとなります。死亡一時金はありますがあまり高い金額ではありません(最高で32万円)。

(3)年金を支払っているのに記録に反映されていない場合:

「失われた年金記録」の話です。支払い額の全部又は一部が反映されないまま年金を受け取ることとなり、場合によっては受給資格を満たさず無年金となってしまうと思われます。

(4)ハイパーインフレとなった場合

例えば、年間20万円の年金を40年支払い(総額800万円)、月額5万円の受給資格を得て40年間年金を受け取ったが(総額2400万円)、途中ハイパーインフレが起きて従来の100分の1しか価値がなくなった場合(且つマクロ経済スライドがうまく機能しない場合)。

支払金額以上の金額は名目上戻っているので掛け捨ての定義には当てはまらないかもしれませんが、支払った年金保険料がほぼ戻らないという意味で掛け捨て的な結果になると思いました。

 

以上、長くなりそうなのでここでいったん切ります。

それでは、また!

バターチキンカレーの食べ比べ(無印良品vsセブン-イレブン)

こんにちは。にこいちです。

 

今日は初めて食べ比べに挑戦してみることにしました。題材はカレーです。

 

好きなTV番組に「人生最高レストラン」(TBS)がありますが、先週・先々週と2週続けて女優さんが好きな食べ物としてカレーライスを挙げていました。また、「ガイアの夜明け」(TV東京)の「”無印がやってくる”あなたの街にも…」(2021年9月10日放送)でも無印のカレーがフィーチャーされていました。加えて、ちきりんさんがツイートで食べ比べた結果をツイートされていたので、

「あれ?最近カレーってまた流行っている?これは自分でもやってみたいな」と思いました。なお、私は良品計画の株主でもあり、自社製品と他社製品との比較は自分の財産を守る上でも有用であります。それゆえ多少のバイアスはあるかもしれず、そのへんご容赦ください。

 

1.無印良品

(1)パッケージ

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前面(無印)

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後面(無印)

(2)中身

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中身をご飯にかけたところ(無印)

(3)具・味・香り

・180g

・3センチ角位の鶏肉が5個位入っている。食べ応えあり。

・ルーは濃い茶色。トマト味が強く濃くのある味。

・スパイス(カスリメティ)の香りが強い。

・無印のレトルトカレーシリーズの人気No.1

(4)価格

350円/個(消費税含む、2021年9月16日現在)

 

2.セブン-イレブン

(1)パッケージ

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外箱・前面(7/11)

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外箱・後面(7/11)

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中袋(7/11)

(2)中身

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中身をご飯にかけたところ(7/11)

(3)具・味・香り

・180g

・1.5センチ角位の鶏肉が7~8個位入っている。肉が小さく細切れな感じ。

・ルーは黄色味が強い。バター味を感じる。

・スパイスの香りは薄い。不思議な甘い香りがする。全く辛くない。

(4)価格

213円/個(消費税含む、2021年9月16日現在)

 

3.食べ比べた結果

・無印のほうが我々夫婦の味の好みに合う。セブンよりスパイシーで肉も大きく高級なインドカレーを食べられたという満足感がある。

・セブンはひたすらマイルドなので辛いのが苦手な人はこちらをどうぞ。※なお、ちきりんさんの食べ比べた商品は冷凍食品っぽいのだが、無印はレトルト食品なので、我々の食べ比べにはセブンのレトルト食品を使用した。

・いずれのカレーも、ややボリューム不足。追加で肉を入れるべきだった。女性や高齢者など食の細い人向けの商品か。

・無印はカレーの種類が多く(44種類、セブンは3種類位)、通販もある。引きこもりのカレー好きには最高かも。

・いずれも値段は微妙。自宅徒歩圏内に、ナン付きで500円(ランチ時)の持ち帰り可能なカレー屋があり、我々には価格もボリュームも味もそれが一番だったりする(←それを言っちゃあ御仕舞いよ)。レトルトカレーでいえば、中村屋のカレーで肉を追加して煮るタイプのものが好みだったのだが最近売らなくなってしまった。

・もろもろ考えて、無印は食欲ないときや普段のカレーに飽きたときにリピートありだけど、セブンーイレブンはたぶんリピート買いしないなあ、という印象でした。これからも色々競合は出てくると思うけど、良品計画負けてないぞ、がんばれ!

 

それでは、また!

 

 

 

 

 

 

 

 

愛読書「となりの億万長者」その3-著者の紹介

皆様、こんにちは。にこいちです。

 

前回の記事を書いた後、インデックス投資ブロガーとして有名な水瀬ケンイチさんより、スタンリー博士の逝去についてコメントを頂きました。そういえば「となりの億万長者」の著者について詳しく紹介する(日本語の)記事や動画は見たことがなく、自分でも調べてみたいと思いました。そこで、今日は、英語のWikipediaや英語の記事等をまとめて「となりの億万長者」の著者二人を紹介し、そこで感じたことを書きたいと思います。

 

1.スタンリー博士(Dr. Thomas J. Stanley)の紹介

スタンリー博士は、1944年(昭和19年)にニューヨーク州ブロンクスで生まれました。父は地下鉄の運転手、母は主婦、秘書。

 

コネチカット州の大学を卒業、テネシー大学の修士課程を卒業した後、ジョージア大学で経営学の博士号を取得。アトランタジョージア州立大学で勤務、その後ニューヨーク州立大学オールバニ校で教鞭をとりました。また、テネシー大学、ジョージア大学、ジョージア州立大学でマーケティングを教えました。

 

1980年にアメリカの大手銀行からアメリカの億万長者に関する全国調査を依頼され、その際「となりの億万長者」につながるアイデアを得ます。

 

1988年に「Markething to the Affuluent」(富豪へのマーケティング、日本訳なし)、1991年に「Selling to the Affluent」(富豪への販売、日本訳なし)、1993年に「Networking with the Affuluent」(富豪とのネットワーキング、日本訳なし)、1996年にダンコ博士と共著で「The Millionaire Next Door」(となりの億万長者)、2000年に「The Millionaire Mind」(1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました)、2004年に「Millionaire Woman Next Door」、2009年に「Stop Acting Rich」を発行し、2010年に「The Millionaire Next Door」(となりの億万長者)の改訂版を発行しました。また、40本の論文を書き、20回テレビ出演もしました(有名なオプラウィンフリーの番組にも出演)。

 

時期は不明ですが途中で大学を辞め、2013年から2015年には、データポイントという調査・研究会社で調査・研究の業務に従事されていました。2015年2月28日にジョージア州アトランタで車を運転中、飲酒運転の車に衝突されて轢かれて亡くなりました。

 

2.ダンコ博士(Dr. William D. Danko)の紹介

ダンコ博士の生年は不明・生い立ちは不明です。たしかスタンリー博士の5、6歳年下だったと思います(ご存知の方がいらしたら教えて頂けると助かります)。

 

ダンコ博士の専門は、消費者行動、特に富の形成に関する研究です。ニューヨーク州立大学オールバニ校にて教師のスタンリー博士と出会い、1973年に初めてスタンリー博士の富豪に関する研究を手伝うことになりました。その後、20年以上研究や論文作成を共にしました。この間、ダンコ博士は1983年ニューヨーク州のレンセラー工科大学ラリー経営大学院にて博士号を取得。また、スタンリー博士はジョージア州に移りましたが、ダンコ博士はオールバニ校に残りました。

 

1993年にスタンリー博士は新しい研究にダンコ博士を呼び、その成果が1996年の「となりの億万長者」となりました。このころ、ダンコ博士は四肢麻痺の弟トニーさんの介護をすることになり、大変な日々を送られたようです。

 

ダンコ博士はオールバニ校のマーケティング学部に31年間在籍し、そのうち9年間は学部長を務め、2007年に同校のビジネススクールの名誉教授に就任しました。

 

2017年、同僚のリチャード・ヴァン・ネス氏と共著「Richer Than A Millionaire: A Pathway to True Prosperity」(億万長者より豊かに:真の豊かさへの道のり、日本語訳なし)を発行されています。この本は、特に若い人に向けて、パーソナルファイナンスの重要性を説いたもののようです。また、この本を書くに当たって影響を受けたのは、アメリカの初代大統領兼発明家のベンジャミン・フランクリンとのことです。

 

フランクリンは自らの信念を13の項目(節制、沈黙、規律、決断、節約、勤勉、誠実、正義、中庸、清潔、平静、純潔、謙譲)にまとめ、毎週1週間を1つの項目に割り当てて遂行し、年に4回この過程を繰り返して身に着けようとしたと言われています。フランクリンのこの13項目は、大富豪ウォーレン・バフェットの価値観「人は習慣で行動するので、正しい思考とふるまいを早いうちに習慣化させるべきだ」(注:桑原晃弥箸「ウォーレンバフェット成功の名語録」84頁より引用)にも影響を与えています。

 

breakwaterfinancial.com

 

3.感想

 スタンリー博士もダンコ博士も生まれながらのスーパーエリートではない「となりの億万長者」と呼ぶのにふさわしい人たち、だからこそ著書が広い共感を得られたのではないかと思いました。

 

 たとえば、スタンリー博士のお父さんは地下鉄の運転手であり、労働者階級のご家庭で育っています。スタンリー博士が修士課程を卒業されたテネシー大学(州立)の2021年の大学ランキングは112位/1452校、博士号を取られたジョージア大学(州立)は47位/1452校。(US News 2021 Best National University Rankings)

www.usnews.com

 

 住んでいらしたのも、高級住宅地ではありません。子供時代を過ごされたニューヨーク州ブロンクス区は比較的都会ですが、その後に移り住んだテネシー州アメリカ地図の右から3分の1位の内陸の州。ジョージア州テネシー州の右斜め下(フロリダ州の上)の内陸の州。ニューヨーク州オルバニー郡も、マンハッタンから220km離れた人口10万人弱の都市です。

 

 

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アメリカ合衆国地図

 また、ダンコ博士が卒業され教鞭を取られたニューヨーク州立大学オールバニ校のランキングは160位/1452校、ニューヨーク州にあるレンセラー工科大学(私立)は53位/1452校です。

 

 例えていうなら、”スタンリー博士は東京都北区に生まれて、埼玉大学を卒業し、宮崎大学修士課程を終え、九州大学で博士号を取り、その後に東京都立大学(東京都日野市)で教鞭を取っているときに同大学の学生だったダンコ博士に会い、二人は日野市で一緒に働いていましたが、途中でスタンリー博士は福岡市に引越し、九州大学で教鞭をとりました”みたいなイメージです(注:私の勝手なイメージなので責任は持てません)。

 

 お二人とも優秀ではあるけど、超エリート、生まれながらのサラブレッドかというとそうではなく、質実剛健、真面目な学校の先生というイメージ。住んでいる場所も地味で、ご家庭、特にお子さんやお孫さんを非常に大切にされている/たようです。

 

 また、「となりの億万長者」がヒットしたのは、スタンリー博士が52歳、ダンコ博士が40代半ばのとき。お二人はこの著書がきっかけで億万長者になられたようですが、決して早い成功ではありません。20年以上にわたりお二人でコツコツと地道な調査・研究を続け、その調査・研究の結果を凝縮して骨格を取り出して読み易くまとめあげたのが「となりの億万長者」という大ベストセラーなのです。

 

 著者について知ると、本を読むのも楽しくなりますよね。私はこういう本の書かれた背景や理由を調べるのが大好きです。

 

 では、また!

 

追記:新聞報道によると、スタンリー博士は、車好きでオプション満載のアキュラ(ホンダの高級モデル)に乗っていたことがあるのみならず、死亡時には2013年製のコルベット(高級車)に乗っていたとのことです。また、ダンコ博士も新車及び中古車でベンツを買ったことがあるようです。ニューヨークタイムズの記者は”彼らも人の子で上質な物を味わわずにはいられなかった”というようなことを皮肉っぽく述べています。博士たちも人の子で倹約だけの人生ではなかったのだなあとちょっと苦笑です。
www.nytimes.com

 

 

 

 

  

 

 

愛読書「となりの億万長者」その2-姉妹本の紹介

皆様、こんにちは。にこいちです。

 

「となりの億万長者」いかがでしたか?インデックス投資仲間では、Sayasayanさんや、セルリアンさんの旦那様シデさんが書評を書かれてます。また有名どころでは、両学長がYoutubeで紹介されています。そろそろ読みたくなってきたでしょう?

 

さて「となりの億万長者」に関連して、スタンリー博士が書かれた姉妹本が何冊か出ています。今日は、その姉妹本のご紹介をしようと思います。

 

1.「1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」(Millionaire Mind)(文響社

(1)概要

 2000年箸、2001年日経新聞社日本語訳「なぜ、この人たちは金持ちになったのか 億万長者が教える成功の秘訣」を加筆・改編したもの。前著「となりの億万長者」は純資産100万ドル以上1000万ドル未満の金持ちが調査対象だったが(平均資産額370万ドル)、本箸では100万ドル以上の資産を持つ全ての金持ちが調査対象となっている。そのため、スーパーリッチの回答が交じり、全体の平均値を押し上げている(平均資産額920万ドル)。

 

経済的に成功するには、次の5つの要素が必要である。

①誰に対しても正直であること(誠実)

②自分で自分をコントロールすること(自己鍛錬)

③人とうまくやっていくこと(社会性)

④よい配偶者の支えがあること

⑤ふつうの人より一生懸命に働くこと(勤勉)

(2)感想

・「となりの億万長者」が主に小話形式だったのに対し、「1億円貯める方法」は「となりの億万長者」の内容をより深堀するようなアンケート結果やコメントを紹介することが多い。そのため「となりの億万長者」を先に読んでいないとやや読みにくい内容となっている。また、「となりの億万長者」が346頁であるのに対し、「1億円貯める方法」は434頁と厚く、これも読むのにためらう一要因と思われる。

・作家・橘玲氏が序文を寄稿している。この序文は10頁で「億万長者になるのは簡単だった!」などと興味を刺激する内容となっているので、まずはこれを読んで面白いと思った人が読み進むと良いと思う。

・世間の常識"金持ちは派手な生活をしている"を覆すスタンリー博士の手腕は本箸でも如何なく発揮されている。たとえば、億万長者は学校の成績はよくないことが多い(それよりも精神力やリーダーシップにまさっている)、進んでリスクを負い失敗からの回復力がある、配偶者の選び方がうまく長くよい家庭環境を維持している、家計支出の抑制がうまく買い物上手である、など。

・個人的には、「金持ちになるための配偶者の選び方」が面白かった。特に「金持ちが結婚相手に求める五つの要素」。ざっくりいうと、外見をあまり重視しすぎず一定の性格を重視したほうがいいよ、という内容。結婚相手になる人をどう選ぶかは人それぞれだけど、これから結婚するかもしれない人は読んでおくと参考になるんじゃないかな?

 

2.「女性ミリオネアが教えるお金と人生の法則」(Millionaire Woman Next Door)(日本経済新聞社

(1)概要

・2004年箸、同年3月日本語訳発行。「となりの億万長者」「1億円貯める方法」のアンケート結果が主に男性億万長者に対するアンケートだったのに対し、女性の億万長者を対象にしたアンケートをまとめたもの。

・女性の億万長者のほうが男性の億万長者より、さらに質素で目立たない生活を好み、また、寄付も多い。

(2)感想

 ・「女性の億万長者は、(なぜか)最初のオトコ選びに失敗することが多い」というくだりが面白かった。私の周りでも、高収入で外見もよいのになぜかお付き合いする男性が・・・というパターンをかなり多数お見受けします。こういう”デキのよい”女性の悩みは、意外とアメリカでも日本でも変わらないのが驚き。

・なお、2021年の雑誌フォーブスの金持ちランキング(Forbs、Billionaire Ranking)では、1位から11位までは男性で12位にようやく女性が出てくる、100位以内に女性は14人しかいないという結果になっています。うち3人は中国人だけど日本人は当然ながらゼロです。夢がないなあ。

 

www.forbes.com

 

3.「お金が“いやでも貯まる”5つの生活習慣」(STOP ACTING RICH: And Start Living Like A Real Millionaire)(イースト・プレス

(1)概要

・2005年10月から2006年6月に5000世帯を対象に実施されたアンケートの結果をまとめたもの。2008年のリーマンショック後の2009年に刊行され、同年11月に日本語訳が発行されました。

・日本語への翻訳者は、「ユダヤ人大富豪の教え」等の著者本田健氏です。文章は読み易くてよい翻訳でしたが、ところどころ強調したい部分を赤文字にされていたのがあまり趣味に合いませんでした(本は自由に読みたい派)。

・「となりの億万長者」「1億円貯める方法」をさらに深め、真の億万長者の行動を具体的に明らかにしています。例えば、億万長者は自分のスーツに299・5ドル(約3万円)以下しかかけない、ロレックスを買う人は少なく安物のセイコーを愛用する、高級酒(高級スコッチや高級ワイン)は飲まない、ポルシェやフェラーリなどの高級車は買わない、別荘は持たない、など。

(2)感想

・最後に「となりの億万長者」の読者であるお金持ちとスタンリー博士との書簡のやりとりが収められている。読者は「富の蓄積は究極の目的ではないし、人生のすべてではない」「高級車や高級スーツが高いのは品質がよいからである」「バラの香りを楽しまず(人生を楽しまず)に死んでしまったら後悔する」とスタンリー博士に異議を唱えます。スタンリー博士は「バラの香りを楽しむためには、つまり人生を満喫するためには高級ブランド品を買う必要があると信じている人が、あまりにも多すぎます」「そうした消費と幸福にはほとんど相関関係がありません」「私たちは『スター』と呼ばれる種類の人々の価値観ではなく、実際に成功している人々の大半が抱く価値観を導入すべきです」と反論します。スタンリー博士の主張はこの書簡に詰まっているように感じました。

・私はスタンリー博士ほど達観していないので、高級品についてはたまには試してみたらいいのではないか、と思う派です。無理のないところで、様々な値段の高級バッグや高級車をリースで試してみるとか、年に1度は高級レストランに行くとかはどうでしょうか?何回か試すと「限界効用逓減の法則」というのだと思いますけど、一定の金額を超えるとそれ以上の金額を出した場合と比較して満足度がそれほど増えないことに気がつくと思います。例えば、フランス料理のコースでいうと、私には1万円も出せばめちゃ高級品で、それ以上のお金を払う価値はあまり感じませんし、高級品を出す店に行くための服や靴を持っていません。ゆえに、高額の飲食のお誘いがあっても基本お断りしちゃうと思います。それよりも、誰と一緒に食事を楽しむことや食事のバラエティーのほうが大切。家族や友達など、会話が弾む人と食事をしたいし、家では食べられない手の込んだ料理や珍しいものを食べたいですね。

・スタンリー博士がお書きになった本のうち、日本語訳で発行されたものは本箸が最後になります。これ以外に、スタンリー博士はこの本以降、スタンリー博士は興味の方向を変えられたのか、金持ち相手の商売の方法を教えるような本を数冊出版されているようです(Networking with the Affuluent、Selling to the Affuluent、Marketing to the Affuluent、Networking with Millionaires)。アメリカのお金持ち相手の商売を考えていらっしゃる方には参考になるかもしれません。

 

スタンリー博士は残念ながら2015年2月28日に飲酒運転に巻き込まれて亡くなられました。ご冥福をお祈りいたします(R.I.P.)。娘のサラ博士がスタンリー博士の資料をまとめ、新しい資料を加えて作成した著書「その後のとなりの億万長者」(The Next Millionaire Next Door)(パン・ローリング社)が2021年2月に発行されています。この本、大部な割(473頁)に目次が抽象的すぎてあらすじを掴むことができないため、よほどの好き者でないと勧めにくいです。出版社がパン・ローリングさんというところから見ても、高度な読解力を持つ投資家向けの論文的な位置づけの本なのでしょう。

 

それでは、また!