投資信託の仕組みについて

「内容が分からないものに投資してはいけない」と、よく言われますが、いまいち投資信託の仕組みで分からない部分があり、ずっと気になっていました。

 

先日、つみっぷ女子部(2018年2月15日)に参加させて頂き、山崎元さんにていねいに教えて頂いたのですが、それでもまだ分からない部分があったので、資料を呼んだり、関係各所(金融庁投資信託協会日本投資者保護基金)に電話をかけて聞いた内容を皆様にご紹介致します。

 

投資信託には、3人のプレイヤーがいます。それは、販売会社、投資会社、信託銀行です。以下、3人のプレイヤー毎に役割・Q&Aを説明致します。

 

■販売会社(証券会社、銀行など) の役割■
・販売会社は、「投資家ごとの口座を管理し、投資信託の販売や換金、分配金・償還金の支払いなどを行います。また、投資家が資産運用する際の質問に答えたり、相談にのったりもします。」(一般社団法人投資信託協会

https://www.toushin.or.jp/investmenttrust/about/scheme/

Q.販売会社は投資家のお金を集めて信託銀行に渡しているのですか?

A.はい、そうです。投資家が投資信託を購入すると、そのお金は、販売会社と信託銀行間の信託契約に基づき、信託銀行に渡されます。お金は信託銀行のファンドの信託財産を管理する口座に入ります。お金がどこにいくら入ったかという情報は、運用会社に連絡されます。

Q.販売会社は、どういう法令に基づいて活動を行っていますか?

A.金融商品取引法及び投資信託及び投資法人に関する法律(投信法)。投資信託を販売するためには、金融庁に登録し、また、これらの法令に則った販売をしなければなりません。

Q.誰が販売会社を監督・監視しているのですか?

A.金融庁と証券等取引監視委員会が監督・監視しています。金融庁は、販売会社の登録を判断し、また、販売会社に対する情報の収集などをしています。証券等取引監視委員会は、金融商品取引業者等の業務や財産状況等の検査を行い、問題点が認められた場合には、問題点を指摘し、改善を求めるほか、重大な法令違反行為等が認められた場合には、金融庁長官等に対して行政処分を求める勧告等を行います。

Q.販売会社が破たんしたら、どうなりますか?

A.顧客のお金は、販売会社を経由して、信託銀行が信託財産として管理します。この販売会社から信託銀行への財産の移転は、顧客の財産の拠出とほぼ同時に行われるため、販売会社が破たんしても、信託財産に影響はないような制度設計となっています。

販売会社は、顧客の金銭や株式、投資信託などの有価証券を、会社自身が持っている金銭・有価証券などの資産とは区分して管理することが義務付けられています(「分別管理」と呼びます。詳しい説明は、

http://www.jsda.or.jp/sonaeru/bunbetsu/files/bunbetukanri20110712.pdf

)。分別管理がきちんと行われている場合は、販売会社が破たんしても、顧客の資産に影響はなく、顧客は破たんした証券会社から投資信託の返還を受けることができます。販売会社のうち、証券会社が分別管理の義務に違反し、顧客の資産を円滑に返還できない場合は、日本投資者保護基金が、顧客の返還を受けられなくなった金銭と有価証券の価値(時価)と合計して、1人当たり1,000万円を上限に補償してくれます。投資家1人が例えば3つの証券会社にそれぞれ1,000万円以上を預けており、その証券会社が3つとも破たんした場合には、合計で3,000万円まで補償されることになります。

なお、販売会社が銀行である場合で、当該銀行が分別管理を守っていない場合、投資者保護基金の適用はなく、投資家は保護されないこととなります(http://jipf.or.jp/qa/index.html)。この点は、あまり一般に説明されていないようです。ご注意を。

 

  • ■運用会社の役割■
  • ・運用会社は、「投資信託を作り(設定)、投資家から集めた資金(信託財産)を運用します。運用会社では、経済・金融情勢などに関するさまざまなデータを収集・分析し、専門家がノウハウを駆使しながら、信託財産をどの資産にどうやって投資するのかを考え、信託銀行に対して運用を指図します。」(一般社団法人投資信託協会
  • Q.運用会社は、どういう法令に基づいて活動を行っていますか?

    A.金融商品取引法及び投資信託及び投資法人に関する法律(投信法)。投資信託を販売するためには、金融庁に登録し、また、これらの法令に則った運用をしなければなりません。運用会社は、投資信託約款・運用方針を作って金融庁に届け出ます。また、同じようなものを投資家が閲覧可能な目論見書にも入れています。

    Q.誰が運用会社を監督・監視しているのですか?

  • A.金融庁と証券等取引監視委員会が監督・監視しています。(販売会社と同様なので、詳細は割愛します。)

  •  

    Q.運用会社が破たんしたらどうなりますか?

  • A.運用会社は運用の指図を行うだけで、信託財産の保管・管理は信託銀行が行うため、運用会社が破たんしたとしても、顧客の財産に直接の影響はありません。但し、運用会社が運用していた投資信託は、他の運用会社が運用を引き継ぐか、繰り上げ償還されることになります。

■信託銀行の役割■
「信託銀行は運用会社からの運用の指図に従って、株式や債券などの売買や管理を行います。なお信託銀行では、投資家から集めた信託財産を自社の財産とは区別して保管・管理(分別管理)してい」ます(一般社団法人投資信託協会)。金庫・倉庫のような役割などとも説明されています。

Q.誰が信託銀行を監督・監視しているのですか?

A.金融庁が信託銀行を監督・監視しています。

Q.信託銀行は、どういう法令に基づいて活動を行っていますか?

A.銀行法。信託法。信託業法など。

Q.信託銀行が破たんしたらどうなりますか?

A.信託財産は信託銀行自身の財産とは区別して管理することが法律で義務づけられているため、信託銀行が破たんしたとしても、信託財産に影響はありません。但し、他の信託銀行に信託財産が移管されなければ、破たん時の基準価格で解約されることになります。もし、信託銀行がこの区別して管理する義務の違反をし、それにより信託財産に損失が生じた場合は、信託銀行が損失のてん補または原状回復の責任を負うことになると思われます。

www.shintaku-kyokai.or.jp

 

以上、今日の調査のご報告でした。電話での聞き取りも混じっていますので、間違い等あるかもしれません。その際は、具体的にご指摘・ご修正案をいただけるとありがたいです。

 

では、また!
 

書籍「お金は寝かせて増やしなさい」を読みました。

皆様、すごく遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。今年も引き続き、宜しくお願い致します。

年末年始は、すごくのんびりと過ごしました。3回の飲み会(元大家さん夫妻、実家、イチのイトコ夫妻)以外は、家でダラダラTVを見たり、掃除をしたり、本を読んだり、買い物をしたり、と11日間思う存分骨休めができて、寿命が延びた気持ちがしました。

さて、前置きが長くなりましたが、昨年末の出版記念パーティーで購入した、水瀬ケンイチさん著の「お金を寝かせて増やしなさい」を読みましたので、その感想を綴りたいと思います。昨年夏ころ、水瀬さんがこの本を書いていらっしゃるということを知り、数ヶ月間の間、ずっとできあがりを待っていました。それぐらい、待望の本でしたし、中身も期待を裏切らない素晴らしいできでした。

特に、気に入った点を抜き書きすると、以下の点となります。

投資信託のメリットに、「運用する金融機関が破綻しても資金が守られる」という点がきちんと記載されていること(34頁)。長銀・興銀・日債銀北海道拓殖銀行山一証券など、バブル世代の私にとっては、運用する金融機関が破綻することは何としても避けたいところ。他の運用本にはあまりこの点がきちんと書かれていないように思いますが、水瀬さんの本にはきちんと書いてあったのがよかったです。

・「インデックス投資を始める前に最低限しなくてはいけないこと」(56頁)が記載されていること。投資って興味を持つとすぐにやりたくなってうずうずすると思うのですが、やはり、家計の状態を把握したり、「生活防衛資金」を貯めることなどの基本は大切ですよね。

・「数字を入力するだけでリスクと期待リターンがわかる便利ツール」(86頁)が紹介されていること。実は、ここで紹介されている、イーノ・ジュンイチさんのブログ「投資信託のブログ ファンドの海」のアセットアロケーション分析は、私が2010年に投資信託の積立を再開したころに、非常にお世話になったツールです。グラフが見やすいので、是非、使ってみられることをお勧め致します。

・吊ら男さんの本でもそうでしたが、水瀬さんの本にも、お勧めインデックスファンドが一覧で記載されています(105頁)。初心者でもファンド選びに困らないように配慮されています。「失敗しないインデックス投資の手順」も図で示されています(117頁)。また、「インデックス投資に最適な金融機関はズバリここ!」(128頁)。これらの記載は初心者に向けて分かり易くするためだと思われますが、この本を半分ほど読み進まないとこれらの頁にたどりつけないため、もっと書籍の最初のほうに持ってきたほうがよかったのかな?という気がします。

・漫画の第3話(195頁)サブプライムショック、リーマンショックの話が絵でもって具体的に表現されていて、未来が萌美に「(インデックス投資を紹介して)ゴメンね」と謝るシーンが現実味があって胸に迫るものがありました。2008年から2010年まで、私はアメリカにいたため、これらのショックが日本でどう取り上げられ、投資家がどのようになっていたのか、具体的には知らなかったので、様子を教えて頂けてよかったです。また、「涙と苦労のインデックス投資家15年実践記」(208頁以下)では、水瀬さんのブログでも誹謗中傷の嵐が吹き荒れたり、相互リンクしていた他のインデックス投資ブログが次々と更新を停止していったという話を聞いて、それを耐え抜いてきた、水瀬さんをはじめとする長期投資家の皆さんはすごいなあ、と思いました。自分だったら、これだけ長い期間のマイナスは乗り越えられなかったと思います。

・最後のSpecial Thanksの頁。最後に泣けました。読みやすくタイムリーなブログの内容に加えて、水瀬さんのこういう優しく気配りのできるところが、多くのファンを生み出し続けているのかな、と思います。ちなみに、この本の出版記念パーティーを主催したUさんは、私及び私の友人と話をしたあとで、「あそこの人が一人でいらっしゃるから、僕はそこへ行きますね。」と席を移っていらっしゃいました。このインデックス投資界隈は、何と気配り上手の紳士のそろった界隈なのだろう、と感じ入ってしまいました。「インデックス投資をやってます」というのが、モテアイテムになる日も近いと思います!(断言)

 

ちなみに、うちの旦那(イチ)は、投資に全く興味がなく、最初の漫画と本文5頁ほどで挫折していましたが、そのうち読んでくれることを期待しています・・・。

 

 

 

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017に投票しました!

遅まきながら、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017に本日投票しました。

投票した投信及び理由は以下のとおり。

・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド:2点

 昨年、このFund of the Yearで1位だった投信です。私もそれまでは別の投信を積み立てていたのですが、ランクに影響され、今、中心に積み立てているのは、このニッセイ外国株式インデックスファンドです。信託報酬も低く、満足しています。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):2点

 信託報酬が低いだけでなく、この一本で色々なものを対象に投資できるのがすばらしいと思います。リバランスもいらないし。身近に投資初心者がいたら、最初のファンドとして薦めるのは、これかな、と思います。

・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド:1点

 相対的に信託報酬が高くなってしまったのが残念ですが、私が今でも積み立て続けている投資信託です。毎月、詳細なレポートを郵便で送ってくださるのも、個人的にはポイントが高いです。(画面だと読む気がしないし、私が突然死しても、イチに私の口座のありかが分かり易いと思うので。)

 

今年も、最終的なランキングを楽しみにしています。また、積み立てる投信を変えちゃうかも?!また、今までは、授賞式に行ったことがなかったのですが、今年は行ってみたいなと思っています♪

 

 

9月15~18日、香港に行ってきました。

もう、だいぶ前の話になりますが、9月15~18日、旦那のイトコ夫婦と香港へ旅行に行ってきました。

 

香港は、20年ほど前に行ったきり。しかも、そのときは、ツアー旅行に少しだけ自由時間をもらう、という形式のものだったため、どこに行ったかはほとんど記憶がありませんでした。なので、イトコからお話を頂いたときは、ノリノリで同行を承諾!事前にどこの料理店に行くかなどの打合せ会(兼飲み会)も開くほどの熱の入りようでした。

 

3泊4日の費用(大人2人分)は、以下のとおり。

・宿泊費   41,104円

・交通費 150,227円

・飲食費   40,877円

・その他   3,108円

 合計 235,316円

※1香港ドル=15円と換算しています。

※ホテルとエアはまとめてイトコの奥さんに予約を入れてもらったため、だいたいの値段です。

 

泊まったホテルは、プルデンシャルホテルという、佐敦(ジョーダン)の駅にほど近いところ。イトコの奥さんが風呂タブのよいホテルがお好みだとのことで、選んでもらったホテルでした。非常にきれいなよいホテルでしたが、シャワーカーテンがなく、風呂タブの外が水に濡れやすいのが、少々難点かと思います。

 

食事は、基本、朝はスーパーなどで買った軽食で済ませ、昼と夜はがっちり食べるスタイルで行きました。また、3日目はイトコ夫婦と離れて、日中、マカオにも行ってきました。

9月15日(夕)鹿鳴春飯店:北京ダックで有名なところ。予約要。

9月16日(昼)陸羽茶室:点心で有名なところ。おいしー♪

9月16日(午後)杏香園(甘味):マカオに本拠地がある甘味処。

9月16日(夕)創発潮州飯店(海産物):マテ貝やシャコ等おいしかったです。

9月17日(昼)店名不明(雲呑麺)@マカオ:普通のお味

9月17日(午後)杏香園(甘味)@マカオ:本店に行きました。

9月17日(夕)倫敦大酒楼:安くてうまいザ・中華料理屋。

9月18日(朝)店名不明(おかゆ):飲み明けでお腹にやさしいお味。

9月18日(昼)正斗粥麺専家:普通のお味

 

9月16日には香港大学及び付属の美術館を訪ねるなどし、また、9月17日にはマカオの旧所名跡を巡るなど、文化的なものにもふれてきました。

 

とはいえ、歩く以外の運動はせず、食べに食べまくったため、体重は増加し、未だに戻る気配がありません・・・。あー、でもごはんは何もかもおいしかったです。また、行きたいです!

 

 

 

 

 

 

 

金融庁主催の「つみたてNISA フェスティバル 2017」に参加してきました!

金融庁主催の「つみたてNISA フェスティバル 2017」に参加してきました。

■日時:2017年9月10日(日)14:00~16:50

■場所:虎ノ門ヒルズフォーラム4階

■プログラム:

内閣府副大臣 越智隆雄氏の挨拶

・導入直前!「つみたてNISA」の制度説明、投資教育教材の説明(金融庁総務企画局政策課 金融税制調査官 今井利友氏、課長補佐 本田幸一氏)

・私が考える「つみたてNISA」と「iDeCo」の活用法(ファイナンシャル・プランナー岩城みずほ氏、確定拠出年金教育協会理事大江加代氏、FPアソシエイツ&コンサルティング株式会社代表取締役神戸孝氏、発表者4名)

個人投資家からの税制改正要望 ベスト5(「いつか子供に伝えたいお金の話」ブログ管理人虫とり小僧氏、金融庁総務企画局政策課 禁輸税制調査官 今井利友氏、課長補佐 岡本憲治氏)

・パネルディスカッション~つみたてNISAから考える日本の投資信託~(イボットソナソシエイツジャパン株式会社『投資信託事情』発行人・編集長島田知保氏、株式会社格付投資情報センター編集部ファンド情報編集長岡田篤氏、経済評論家山崎元氏、日本経済社編集委員(マネー報道担当)兼紙面解説委員田村正之氏)

・フォトセッション

■内容の紹介

1.内閣府副大臣越智隆雄氏の挨拶

・周囲に暗に薦められた?Tシャツを着て登壇されました。同年代の気さくな方、とい

 う印象。

・個人的には、越智道雄さんの息子さんかなーという点が気になって、内容があまり頭

 に入らなかった・・・(ごめんなさい!実家が選挙区だったんです・・・「うえからよんで

 もおちみちお、したからよんでもおちみちお」ってコールが頭を離れなくって・・・)

2.(1)導入直前!「つみたてNISA」の制度説明

   ・我が国の家計金融資産は1815兆円に達しているのにその約50%は現預金

    で、他国と比較しても現金・預金の割合が高い。そのため、米国・英国と比較

    して、金融資産が(1995年に比較して)1.54倍にしかなっていない。

   ・金融資産ゼロ世帯も昭和47年には3.2%だったのに、現在は30.9%

    にもなっており、収入が高い人でも金融資産ゼロ世帯が増えている。

   ・家計の安定的な資産形成に向けた取り組みとして、「つみたてNISA」を創設し

    た。

   ・つみたてNISAの概要は、年間投資上限額40万円、非課税保有期間20年間、

    投資可能期間20年間、とするもの。

   ・つみたてNISA対象と考えられる公募投信は、合計で114本(インデックス投

    信99本、アクティブ運用投信等15本)。

   ・年2回ボーナス月のみの積み立ても可。例えば、最初の1年は9月から12月

    まで毎月10万円ずつ積み立てるのでも可。

   ・「一般NISA」と「つみたてNISA」は年ごとに変更することも可能。

  (2)つみたてNISA早わかりガイドブックの説明

   ・ロボットのイラストが入ったりして、だいぶ見やすいものになっていました。

3.私が考える「つみたてNISA」と「iDeCo」の活用法

  ・20代・会社員・独身のケース、30代・会社員・子供(4歳、1歳)のケー

   ス、30代・会社員・既婚のケース、40代・会社員・4人家族のケースの、

   計4人の方が発表された活用法に、登壇者のFPの方などが突っ込みを入れる、と

   いう内容でした。全体的に辛口だったです。特に「つみたてNISA」でアクティブ

   投信を使うという内容や、「iDeCo」に一部預金を割り振る、という案には、反

   対意見が多かった印象です。

4.個人投資家からの税制改正要望 ベスト5

  ・今回のイベントの中では、これが一番面白かったです。虫とり小僧さんの司会ぶ

   りと怪しげな格好がベストマッチでした!

  ・5位:スイッチング(リバランス)ができるようにしてほしい。

  ・4位:「つみたてNISA」の対象商品の見直し

    ・インデックス投信の信託報酬要件引き下げ(0.3~0.4%程度へ)

    ・アクティブ投信の要件のシンプル化(信託報酬のみで十分)

    ・投資対象商品の拡大(投資経験などに応じて)

  ・3位:NISA制度の一本化

    ・現行NISA、ジュニアNISA、つみたてNISAの一本化

    ・ジュニアNISAを、つみたてNISA方式と同様としてほしい。

  ・番外編

    ・海外赴任者にもやさしい制度に。海外赴任の際にも、現行NISA、つみたて

     NISAの口座を維持できるようにしてほしい。

    ・NISAシニアプラスの新設

     50歳以上の株式資産(投資信託)の長期保有を優遇

  ・第2位:つみたてNISAの投資上限額の拡大

  ・第1位:NISA制度の恒久化

5.パネルディスカッション~つみたてNISAから考える日本の投資信託

 ・山崎氏:投信5000~6000本のうち、99%は検討に値しない(地雷)。

 ・山崎氏:つみたてNISAは金融庁が用意してくれた教材。

 ・岡田氏:3つの大切なアドバイスをする。「続ける。続ける。続ける。」

(その他、有益なお話が色々あったのですが、記憶力に限界があり、断念・・・)

 

以上、盛りだくさんな日曜日の午後でした。

・会場には、1億円の札束の見本や金塊(ダミー)があり、それぞれ持ってみました。

 1億円はギリギリ持ち上がりましたが、金塊は横にちょっぴりスライドさせることが

 できただけ。銀行強盗は力仕事だということが分かりました(←違うだろ、オイ)。

・会場には、以下のガイドブックやパンフレットが無料で頂けるよう、おいてありました。(2冊ほど頂き損ねましたので、そこはごめんなさい)

  ・「資産運用と証券投資 スタートブック」(日本証券業協会

  ・「わかりやすい投資信託ガイド」(一般社団法人投資信託協会

  ・「きちんと考えたい。これからのお金のこと。」(野村アセットマネジメント

  ・「投資信託読本」(大和投資信託

  ・「つみたてNISAのご案内」(アセットマネジメントOne株式会社)

  ・「はじめての資産運用・投資信託」(ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社)

  ・「つみたてNISAスタート」(りそなアセットマネジメント)

  ・「よくわかるつみたてNISA!」(三井住友アセットマネジメント

  ・「iDeCo」(確定拠出年金普及・推進協議会)

 ※日本証券業協会一般社団法人投資信託協会の冊子は、すごくよくできていて、教

  科書のようでした。

 ※野村と大和のパンフレットは、すごくお金と手間をかけてつくっている感じ。人生

  のどういうイベントにどれくらいお金がかかるか、という具体的な数字から話が始

  まるので、分かり易いですし、とっつき安かったです。

・以上、長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。来年の開催も目指されているようなので、次回も是非、参加させて頂きたいと思います!

 

金融庁「個人投資家との意見交換会~つみたてNISAのガイドブック~」(8月23日)に行きました。

2017年8月23日、金融庁主催の「個人投資家との意見交換会~つみたてNISAのガイドブック~」に行ってきました。

今回は、金融庁の会議室ではなく、とある会社の会議室で行われました。

ガイドブック案が配布され、金融庁の方より説明があり、その後に個人投資家から案についての意見が提出され、金融庁の方がそれに答える、という流れでした。

記載内容については、ここが足りない、とか、順番がこうなっていたほうがよい、とか、なかなか厳しい意見が多かったように思います。

私も、「非課税」の意味が分かりにくい、といった意見を述べさせていただきました。

その後の懇親会にも参加しましたが、今回は人数も少なく(意見交換会は約20名、懇親会は約15名)、座って飲むことができたため、金融庁の方との名刺交換もでき、また、いろいろなお話もすることができ、大変有意義な会となりました。

しかも、今回は、むかーし「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ」でお目にかかった方と、最寄の駅が同じであることが判明し、お互いのバックグラウンド等を話しながら帰ることができました。彼女とは、また別の機会を設けてゆっくりお話ができたら、と思っています。

 

 

 

 

 

ファイナンシャル・プランナーの相談を受けてみた。

数週間前に、某ファイナンシャル・プランナー(F先生)の相談を受けてみましたので、今回はその感想などを書いてみたいと思います。

 

1.その前に、今までの経緯を簡単に書きます。

・2005年8月

夫婦で、某○○の窓口に赴き、それぞれ生命保険に加入した(年間30万円/人)。また、イチの医療保険にも入った(年間7万円)。

・2011年12月

夫婦で、某ファイナンシャル・プランナー(Y先生)の相談を受け、夫婦それぞれで個人年金保険に加入(各250万円)。また、ニコの医療保険にも加入した(年間14.5万円)。

・2013年5月

ニコ1人だけで、投資信託の積立方法などについて、カン・チュンド先生に相談。

・2017年7月

夫婦で、F先生の相談を受けにいった。←今ココ

 

2.相談を受けるまで

・電話で予約を取りました。電話してから約1カ月後の日程を薦められ、そのとおりにしました。

・(本来であれば郵送のところ、ご無理をお願いして)「質問書」をメールで送ってもらいました。「質問書」は16頁もあり、また、保険証券のコピーや源泉徴収票のコピーなどをして、一緒に郵送しなければなりません。うちは、夫婦2人分だけなので楽なはずでしたが、それでも週末2日くらいをこの準備に費やしました。相談の約1週間前には、これらの書類を送る必要があります。

 

3.F先生の相談のスタイル・内容

・「質問書」の内容に沿って、不明点等を聞かれました。そして、途中・途中で、こちらの質問や相談に乗って頂く、という形でした。

・主な相談内容は、保険のどれを残してどれを削ればよいか、というものでしたが、生命保険については今まで支払った分を払い済み保険にしてもらうこと、医療保険については2人とも不要では?とのアドバイスを受けました。

個人年金保険の内容はまあまあだということなので、解約等する必要はないとのことでした。

・イチは現在働いていないため、確定拠出年金に入る意味はないそうです。

・ニコの投信積立の総額が高すぎるので、このままでは暴落のときに精神的に耐えられないだろう、そろそろ売却を考えたほうがよい、とのことでした。

・その他、家のリフォームの相談にも乗ってもらい、相談は、トータルで2時間ほどかかりました。

 

4.結論

・有料の相談でしたが(約2万円)、これ以上、生命保険も医療保険も払わなくてよい、という結論が出て、ほっとしました。イチは現在無職だし、私も時短勤務をしているので、給料が減る予定だからです。

・F先生のアドバイスに従い、生保の払い済み保険への変更は完了しました。医療保険の解約はこれからやるつもりです。

・こんなことは、相談しなくとも自分でできる!という人も多いと思いますが、私は迷いが多いし(特に、保険のことは分からない)、イチは経済に興味がなく相談相手となってくれないので、こういう手段をとってみました。