三菱UFJ国際投信第3回ブロガー・ミーティングに参加しました(その1)

こんにちは。にこいちです。

今週月曜日に開催された、三菱UFJ国際投信株式会社(以下「MUAM」と略します)の第3回ブロガーミーティングに参加しましたので、2~3回に分けて、ご報告致します。

日時:2018年12月10日(月)19:00~20:30(懇親会20:30~21:30)

場所:MUAM会議室

食事:サンドイッチ(※とてもおいしかったのですが、カメラを持っておらず、メーカー名不明)、おーいお茶、焼き菓子「Miyaレーヌ」(㈱アミュゼ)

式次第:

1.開会挨拶

2.プレゼンテーション「iDeCo新プラン(セレクトプラン)の設定について」 SBI証券 投信・債券部 課長 仲岡由麗江さん

3.プレゼンテーション「SBI iDeCo 乗り換えシミュレーション、長期積立分散投資の重要性」 イボットソン・アソシエイツ・ジャパン CIO 小松原宰明さん

4.対談「SBI証券iDeCoについて」SBI証券 執行役員 橋本隆吾さん×MUAM 常務 代田秀雄さん

5.参加者との意見交換、質疑応答

6.閉会(懇親会へ移行)

 

以下、内容を式次第の順にご報告します。

 

1.開会挨拶

資料のうち、イボットソンさん作成の資料をブログに掲載する際の注意事項が告げられました。

2.iDeCo新プラン(セレクトプラン)の設定について

SBIの仲岡さんより、セレクトプランが設定されるに至った経緯のお話がありました。

・2005年1月より、SBIは確定拠出年金のサービスを開始した。ネット証券では初めての試みだった。手数料は残高に応じて無料という形だった。

・2017年1月、加入者の範囲が拡大した。公務員、主婦が加入できるようになったのに加え、サラリーマンのすべてが加入できるようになった。それに合わせて、口座管理手数料を無料にし、また、商品ラインアップを拡充した(2016年4月から拡充し、67本まで増やした)。

・口座数の状況は、加入者が24万6000口座であり、20%のシェアを占める。(※パワーポイントの資料によれば、加入者は21万2330口座、指図運用者は3万4422口座だったかと思います)

・2018年5月法改正があり、確定拠出年金の商品数の上限を35本としなければならなくなった。改正の理由は、たくさん商品がありすぎて加入者が選べないから、である。

・これについてSBIは、2点、思うところがあった。1点目は企業型と個人型とでは性格が違うということ。企業型は福利厚生だが、個人型は個人の意思で入るものであり、入り口が違う。2点目は、SBIで取り扱う投信は約2600本あり、そのうち8~9割には残高がある、すなわちそれぞれにニーズがあるということ。SBIとしてはそのニーズに合わせたツールを提供するというのが使命であると考えたことから、厚労省に上限撤廃を申し入れたが、聞き届けられなかった。

・オリジナルプランは計67本の商品を扱っているが、今後、29商品を除外とし、加入者・運用指図者に開示する。毎日のように、加入者から「なぜこの商品が(プランに)入っていないのか?」という質問が来ている。商品を変えるのは時間がかかるため、オリジナルプランとは別にセレクトプランを作ることにした。

・セレクトプランの商品の選択理由の1つは、低コストのインデックスをそろえること。そのためには、eMAXIS Slimははずせない。証券口座での人気とトータルリターンを勘案して34本のラインナップとした。

・もう1つは、多様性を備えること。2018年11月時点で、資料請求は2万5000件あり、うち1万8000件はセレクトプランを選んでいる。まだ、オリジナルプランにもニーズがあるのではないか。ちなみに、iDeCo顧客の属性であるが、7割は投信を保有しており、40代の利用が最も多い(=全体の4割を占める。)。

 

3.「SBI iDeCo 乗り換えシミュレーション、長期積立分散投資の重要性」

イボットソンの小松原さんから、表題のとおりの資料を使って、駆け足で説明が行われました。

・セレクトプランへの乗り換えのメリットは、信託報酬が総じて低くなること、デメリットは乗り換え期間中(約1~2か月が予定されている)のリターンが得られないこと。

・乗り換えシミュレーションの説明。例えば、40歳で、ミッドフィルダー型の旧プランから同新プランに80万円を移管し、毎月2万円を拠出する場合で、乗り換え期間が2か月の場合には、5年8か月後に乗り換えの効果が出る(=乗り換えたほうがお得になる)、など。

・運用のためには、長期、積立、分散投資が必要であり、将来の予測はできないため、4資産(国内株式、外国株式、国内債券、外国債券)に分散することが望ましい。

・4資産を分散した場合、運用期間1年間・5年間では何回かマイナスが出るが、10年間とするとマイナスが出なくなる。

 

以上、式次第の3つめまでご紹介しました。対談と質疑応答は、次の記事にします。