三菱UFJ投信第2回ブロガーミーティングに参加しました(その3)

こんにちは。にこいちです。9月28日に開催された、三菱UFJ投信(MUAM)第2回ブロガー・ミーティングの参加報告の続きで、これが最後です。式次第の4部と懇親会の様子を今回ご紹介致します。これも、メモできたのは発言の6~7割であり、また、ブログで逐一ご報告するには躊躇が残る部分もあるので、あえてぼかしている箇所もあります。ご容赦ください。

 

4.意見交換、Q&A

・参加者からの質問(それぞれ異なる人ですが、まとめて〔Q〕で表示します)に対し、代田常務とカンさんがそれぞれ答えてくださいました。

〔Q〕カンさんの青い本を持っているが、内容が少々古い。新しい本は出さないのか?

〔K〕昨年電子出版をした「ラクして増やそう!バラつみ投資」という、380円の本がある。最新の状況に合わせた本になっているので、そちらをお読み頂きたい。

〔Q〕投資信託で買っている株式の株主優待はどう処理しているのか。

〔S〕換金可能なものは全部、管理会社がチケット業者を集めて売却している。但し、株式数に比例して増えるのはJALANAなどだけ。他の株式は株式数が増えても優待の上限が決まってくる。チケット業者の選択にあたってはコンペをしている。チケットの売却により得た利益はもちろんファンドに戻しており、ふところに入れてしまうようなことは一切ない(※強調されていたので、特記します)。なお、実際に運用会社が実際どのようなことをやっているかは個人投資家にはわかりにくいので、これを見てもらうために、カンさんの案内でツアーをするという企画なども考えている。

〔Q〕Slimに新しい事項はないのか。

〔S〕全世界株式のファンドで、既存のファンドの合成ではなく、今までにないものを作りたい。

〔Q〕直販のスケジュールは?

〔S〕準備は進めているが、まだ未定。マネーロンダリング対策などをやっている。

〔Q〕直販(検討中)とそれ以外の顧客をどう分けているのか。

〔S〕投信の顧客の7割以上は50歳代以降。直販で狙っているのはもう少し若い世代。仕事を持って働いている現役世代で学資保険しか入っていなかったような人。

〔K〕コツコツ貯蓄はできるが、それ以外は学資保険、年金保険に入っている人。外貨建て保険に入ってしまうような人を対象とするということか。

〔S〕そう。

〔Q〕信託報酬は下がりきったので、どの投信を選ぶかは、トラッキングエラーの違いになると思うが、どうか。

〔S〕マザーファンドの規模が大きいほうがトラッキングエラーが小さくなる。また、毎日キャッシュフローが生じるか、たとえば、1億円入ったとしてポートフォリオの構造をどこまで細かく再現するかの問題である。質問者に質問するが、トラッキングエラーが小さいのとリターンが大きいのとどちらがいいか。

〔Q〕トラッキングエラーが小さいほうがいい。

〔S〕トラッキングエラーが生じる2大理由は、キャッシュフローと指数の銘柄入れ替え。例えば、トラッキングエラーを小さくしたいのであれば指数入れ替えの当日に売買をすることになる。しかし、指数入れ替え前に買ったほうがリターンは高くなる可能性が高い。

〔K〕指数の連動は自動でやっているのか、アートでやっているのか。

〔S〕これはあくまでも私見であり会社の意見ではないが(※すごく強調されていたので特記します)、アートでやっている。世界的な潮流としては、例えばバンガードでは、ファンドマネージャーを1人雇用するよりもシステムエンジニアを4人雇用するという形を採用しているが、うちはそうではない。(※第4部はここで終了)

 

5.懇親会及び感想

・ブロガーは全体で20~30人位参加していて、女性はその3割程度でした。7~8人はいたかと。Wakabaさんが今回のミーティングについて何度もTweetしてくださったおかげだと思います。ありがとうございます。

 ・MUAMの社員の方は10人以上いらしたように記憶しています。ブロガーミーティングにかけるMUAMの熱い思いが伝わってきました。月末の金曜日の夜なのに、ありがとうございます。

・MUAMでは、積立投資を社内でも広めるために、推進策をとっているそうです。

・カンさんは、個人投資家に「あなた以外に、周囲に積立投資している人はいますか?」と質問されていました。いない、というのが私も含め皆の答えでした。中には、投資をしている、と言ったらギャンブル扱いされてしまったという方や、ご親族がリスクの高い商品を申し込みそうになったという方も(涙)。積立投資への道は、なかなか遠いのですね。今後も、お互いがんばりましょうね~。

・カンさん案内によるMUAMのツアー、是非とも実現して頂きたいです!参加もしてみたいです!どのようなバックグラウンドの方がどのような作業をされているのか、背景が分かると、投資家としてもより安心して運用をおまかせできるように思います。

 

以上、ご報告でした。長文をお読み頂き、ありがとうございました。