三菱UFJ投信第2回ブロガー・ミーティングに参加しました(その1)
こんにちは。にこいちです。
昨日、開催された、三菱UFJ国際投信株式会社(以下「MUAM」と略します)の第2回ブロガー・ミーティングに参加しましたので、ご報告致します。長くなるので、3回ほどに分けてアップします。
日時:2018年9月28日19:00~20:30(懇親会20:30~21:30)
場所:MUAM会議室
食事:まい泉「さくら」、爽健美茶、ツマガリのお菓子詰め合わせ(クッキー2個&焼き菓子「甲陽園の陽子さん」1個)
※いずれもおいしかったです!ごちそうさまでした!
※懇親会もノンアルコールで、居心地が良かったです。
式次第:
1.プレゼンテーション「NISA(一般・つみたて)及びMUAMインデックスファンドの状況について」
2.MUAM社員によるディスカッション「eMAXIS Neoシリーズの設定について」
3.カン・チュンドさんと代田常務の対談
4.ブロガーとの意見交換、Q&A
以下、内容を式次第の順に記載します。
1.プレゼンテーション「NISA(一般・つみたて)及びMUAMインデックスファンドの状況について」
※MUAM社員のAさん(仮名)から、資料3種を使って説明がありました。
(1)資料「ノーロード・インデックスファンド・シリーズの足下の状況」
・ノーロード・インデックス・ファンドシリーズの残高は、他社もMUAMも右肩上がりに上昇しており、2017年10月以降が特に伸びている(2018年8月現在で、合計で1兆円超)。
・2018年のノーロード・インデックスファンドシリーズの資産別累計資金流入シェアは、先進国株式(全世界、米国等含む)が約半分を占めており、国内株式が4分の1ほどで、全体としては分散がきいた形となっている。
・2018年1月から8月までのMUAMのつみたてNISA適格ファンドの累計資金流入内訳は、Slim(つみたてNISA適格のみ)、eMAXIS(つみたてNISA適格のみ)、つみたてんとうにより異なっている。投資を始めた時期によってポートフォリオが異なる形になっている。
・MUAMのノーロード・インデックスファンド・シリーズの採用販社数も伸びている。
(2)資料「『つみたてNISA』1万人認知度調査」
・各月1万人を調査。
・つみたてNISAの認知度は、最初(2017年9月)は20%以下だったのが、現在は30%を超えている。業界の努力が実った形だが、まだまだ認知度が必要。
・最も認知が進んでいる東京と地方とでは倍近い差がある地域もあり、地方にどうアピールするかが今後の課題である。
(3)資料「NISA(一般・つみたて)の状況」
・金融業界からみた規模感(2018年1月から3月まで)としては、「一般」(1兆3963億円)vs「つみたて」(111億円)=100%vs0.8%であり、投資信託に限定すると、「一般」(6743億円)vs「つみたて」(111億円)=100%:1.6%、販売手数料は、「一般」:「つみたて」=100:ほぼ0であり、販売会社としてはインセンティブが働きにくい。
・また、一般NISAにおける2017年(1年間)のフローとストックを調査したところ、買付額1兆7300億円から売却額1兆円及び分配金4000億円を差し引くと、3300億円しかフローとしては残らないことが判明した。
・しかし、2018年(1年間)の純フロー推定額は、「一般」vs「つみたて」=100%vs12.8%となっており、今後の「つみたて」の伸びが期待される。「つみたて」の口座数が10倍になると大きいマーケットになり、「一般」に追いつくと予想される。
・ネット証券5社の口座数推移およびYoY(前年比増加率)。最近は楽天が増えている。トップのSBIと楽天の2社が牽引し、口座数は増加トレンドにある。今後、職場つみたてNISAの普及やiDECO普及との相乗効果が追い風になるのではないか。
・つみたてNISAの制度を使わないで積み立てる人も増えており、今後、税制を使おうとつみたてNISAに流入する人も増えるのではないか。
・昨日(2018年9月27日)、SBIがiDECOでSlimを採用したとのニュースが流れてきた。これは、ブロガーの方が電話やメールでSBIにSlimを採用してほしいと要請したことに基づくもの。今後も、いい商品であれば、「いいね」をしてほしい(笑)。
〔感想〕MUAMさんが「つみたてNISA」に関し、詳細な調査・分析をされていること、そして結果を惜しみなく公開してくださる姿勢に感銘を受けました。個人的には、特に、一般NISAにおける2017年(1年間)のフローが3300億円しかないことがショックでした。一般NISAの利用者の投資期間はあまりにも短いのでは?そして分配金を受け取る人・金額があまりに大きいのでは?「つみたてNISA」の更なる普及により、もっと長期・無分配の投資が根付くことを期待したいです。