金融庁の「初めての投資!おすすめの一冊」に投票しました。

金融庁が意見募集(募集期間3月13日~30日)で、「初めての投資!おすすめの1冊」をしていたので、本日、投票してみました。

 

わたしは、3つの視点で選んでみました。すなわち、①理論と実践の両方を紹介しているもの、②なるべく安価で現在でも書店やネット通販ですぐに入手可能なもの、③ことばが分かり易く数字が苦手な人にも読みやすいもの、です。

 

1.臆病者のための株入門(著者:橘玲、文春新書)

・投資に関する基本的な考え方や議論をざっくりと解説してくれる良書。

・著者が元宝島の編集者で、経済小説家でもあり、文章が非常に読みやすい。また新書版で229頁、810円で入手でき、手軽に読める。

・2006年に第1刷が発行されたが、内容は普遍的で現在投資を検討している人にも、なぜインデックス投資がお勧めか、理論的な根拠を分かり易く示してくれる。

・なお、続編として、「臆病者のための億万長者入門」もあり、こちらもお勧めなのですが、お題が「初めての投資!」ということだったので、インデックス投資をより直接に勧める「臆病者のための株入門」のほうを「おすすめの1冊」に選びました。

2.半値になっても儲かる「つみたて投資」(著者:星野泰平、講談社+α新書)

・様々なグラフを用いて、半値になってもつみたて投資はなぜ儲かるかを視覚的に示してくれる。難しい計算式はなく、素人にも分かり易い。

・2010年に第1刷が発行され、現在でも版を重ねているロングセラー。新書で204頁、905円と、手軽に読める。

・著者が若く(1981年生まれ)、若い人にも共感してもらえる内容になっている。

・ちなみに、(私が購入した時の)帯には、「値下がりの恐怖で、投資を躊躇していませんか?「安く買って高く売る」はもはや常識ではない!!」と記載されています。ここ最近の下落相場で、投資の開始や継続に迷っている初心者に、お勧めする本です。

3.お金は寝かせて増やしなさい(著者:水瀬ケンイチ、フォレスト出版

・著名なインデックス投資ブロガー水瀬ケンイチ氏の著書。

・漫画や豊富な図表で、投資本を読んだことのない人にもとっつきやすい。

・第5章のインデックス投資家15年実戦記で、著者の体験を金額とともに具体的に記載してあり、大変面白い。

・出版したばかり(2017年12月)で、データが新しく、すぐに投資をしたい人が参考にしやすい。

・価格は1500円(税別)と、他の2冊に比べて少々お高いのですが、15年の実戦記だけでも1500円分の価値は十分にあります!

 

以上、3冊そろえても、3000円ほどしか、かかりません。時給1000円のアルバイトでも3時間働けば、3冊買えます。10万円の投資でも、1年に3%儲かれば、回収できる金額です。是非、投資本に「投資」してみてください!