投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019に投票しました。

ちょっとバタバタしているので、今日は手短に。

 

締め切りギリギリの11月30日に、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」に投票しました。

 

今回は、ニッセイアセットマネジメント:〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式ファンドに3票、セゾン投信:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドに2票を投票しました。

 

ニッセイ外国株式は、1つのファンドで信託報酬を下げ続けてきた実績を評価しました。セゾンBGFは、情報公開に向けた情熱(1か月に1度必ず書面で報告してくれますし、定期的に、一般向けの説明会も開いてくれてます)を評価して。

 

eMAXIS Slimシリーズは迷ったけど、投票を見送りました。私は、Fatの持ち主なんですが、換金なしでスイッチングさせてくれないんですよね。そこが一番のマイナスポイントで、ここが改善されないと今後投票はできないかな・・・。代田常務や社員の皆さんは、紳士・淑女だし、勉強熱心だし、説明もお上手だし、言うことないのですが。昔からのeMAXIS ファンをもっと大事にしてほしいな、という気持ちです・・・。

 

今日はここまで。

 

では、また!

 

 

FIWA(特定非営利活動法人)設立セミナーに参加しました。

みんなのお金のアドバイザー協会(FIWA、特定非営利活動法人)の設立セミナーがあり、興味があったので、参加してきました。

 

1.設立セミナーの概要

・日時:2019年11月21日(金)午後7時~11時(?、途中で抜けたため終わりは不明)

・場所:浜松町駅近くのビルの会議室

・参加者:主催者側も含め100人位。背広組多し。

・第1部は着席のセミナー形式で、午後7~8時。第2部は別の部屋に移り、立食パーティー形式。

・会費:5000円

 

2.FIWAの概要(当日配布されたパンフレットと主催者からの聞き取りによる)

・理事長は岡本和久氏(CFA®)、副理事長は岩城みずほ氏(CFP®)及び原田武嗣氏(CFA®)。

・CFP、AFPといった専門家を対象として、会員や寄付者を募集する。

・主な事業としては、①生活者と専門家のサロン的セミナーや勉強会を開催したり、②FIWA通信「インベストライフ」を刊行したり、③会員(正会員、準会員)の認定を行ったり、④物販を行うなど。

・会員・準会員からの会費は年間1万5000円程度を考えている。

 

3.第1部の内容

(1)岡本和久氏挨拶

今日は天候が悪い中おいで頂き、ありがとうございました。が、雨降って地固まると申しますので、創立セミナーを開く日としては悪くないと思います。この会のビジョンですが、皆さまにお金の心配をしないですむようになってほしいということです。今年、老後資金の2000万円問題が話題になりました。若い人は積立投資をすればよいですが、ミドルエイジ以上が問題です。そういうとき、助けになるのがアドバイザーと考えています。また、アドバイザーが1つの職業として成り立ってほしいと思っています。会の名称であるFIWAについて説明します。FはFiduciaryのFで、相談者の利益のために忠実(Fiduciary)なアドバイスをするということです。IはIndependentのIで、利益相反のない独立したアドバイスをするということです。WはWealthのWで、ライフプランに基づく資産全体のアドバイスをするということです。AはAdvisorのAで、知識、経験、倫理観と行動規範に基づく専業アドバイザーということです。この会を作った目的の第1は、アドバイスの質を高めるということ、これならお金を払っても価値があると思って頂くようにすることです。第2は、生活者に正しい知識を持ってもらい、アドバイザーとの間に、生産的・合理的な会話が成り立つようにしたい、ということです。会員としては、正会員、準会員、友の会の3種類を設けようと考えています。(注:ここで、FIWAの倫理規範についての説明や、職業行為基準についての説明がありましたが、ノートが取れませんでした)。さわかみ投信が立ち上げられた当時、投信への投資がこんなに大きくなるとは思わなかった。アドバイザー事業も同じで、5年、10年経って、こんなに大きくなったと思えたら嬉しいです。年齢的に、最後のご奉公と考えており、全力でやっていきたいと思います。日本の資産運用の質的な向上に努めたいと考えております。

 

(2)ここで、岡本氏、永沢裕美子氏(Foster Forum)、田村正之氏(日経新聞)、今井利友氏(国家公務員)、岩城みずほ氏(CFP®)が壇上に上がり、岩城氏の司会で、トークに入りました。以下、発言の概要を記載します(注:皆様早口のため6割程度しかメモれず。ちょっと意味が通らないところがあるかもしれませんが、ご容赦ください)。

 

Q FIWA設立に当たり一言。

田村氏:アドバイスにお金を払うという雰囲気がない。客から見て、アドバイスをする人と商品を売る人の見分けがつけばよいと考えている。

永沢氏:岡本さんとは20年以上の付き合いになる。岡本さんのやることは10年早い。時間がかかるかもしれないが、要望はある。お金を払ってもよいと思われるアドバイスができるかどうかだと思う。信頼できる金融商品が求められている。がんばってほしい。

今井氏:2013年に初めて独立アドバイザー(注:Independent Financial Advisor、IFA)を知った。2014年にNISAを始めた。そのとき、イギリスに調査に行った。金融商品を売るルートとしては、一番目に●●(注:すみません、聞き漏らしました)、2番目にIFAが仲介する販売だと聞き、そんなにIFAが仲介する販売が多いのかと驚いた。IFAに、どう(仕事をして)食べているのかを質問したところ、20歳のころから顧客の資金を預かって運用したところ何十億にもなったので、その中から食べているということだった。長年の信頼が大切だということだった。日本ではIFAがないが、日本でもやらなくてはいけない、作っていかなければならないと思い、今回参加した。

岩城氏:今までこういうことを本気でやろうとした人がいなかった。最近、30~40代でわざわざ相談に来る。他のFPに相談したら金融商品を売りつけられ、不信感を持ったので相談に来たという人もいる。費用と払っても効果的に資産運用したいという人が増えている。しっかり受け止められるようになっていきたい。

岡本氏:「できない」と「しない」とは違う。このアドバイスならお金を払いたいと思えるようにしたい。

 

Q2個人投資家は難しいことは分からない。商品選定だけでなく、商品を買ってあげるところまでやらないといけないのでは?という意見があるが、どうか。

田村氏:お客によってはアドバイスをもらっても投資に踏み出せない人もいる。また、下がったときに売るのを止めたり、リバランス(買い増す)をやる人が必要になる場合もあると思う。そういうサービスを求めるお客さんとそれに応えるIFAが組み合わされるとよい。しかし、IFAでも回転売買を勧める人もいる。株や投資信託を買ってくれる中から手数料をもらっている。商品を売らないアドバイザーの認定を行うことが大切。イギリスでは、2012年に法律の転換があった。IFAはお客からの収入だけに限定し、金融機関からお金をもらうのを禁止するようになった。日本でもそのようにしたらと金融庁に言ったが、変革が大きいと躊躇された。しかし、お客だけからお金をもらいというのが世界的な流れである。

永沢氏:岡本さんのところに所属する某さんは、お客さんの口座開設から実際に取引するところまで面倒を見、また、取引報告書の見方まで教えてあげるというサービスで喜ばれた。人によっては、銀行で相談したり投資セミナーで相談すると、利益相反を感じる。それを感じない形で投資できるようにするべきでは。中立していて、手をとって伴走してくれる人が必要なのでは。そういったところを期待している。

今井氏:「アドバイザー」という言葉が曖昧なのが問題。FP、銀行、保険業者・・・、皆アドバイザーと呼ばれる。しかし、もっと身近なアドバイスをできる人が必要なのではないか。投資口座の開き方、保険や年金をどれだけ入ればいいのかなど、もっと寄り添う形でアドバイスをする人が足りない。そういう寄り添えるアドバイザー、例えばFPを増やしていきたい。

岩城氏:商品を売ってあげることまで必要という人もいるが、そうは思わない。

岡本氏:商品を販売する人はプロの販売人であってほしい。アドバイザーはプロのアドバイザーであってほしい。たとえば、肉屋と栄養士はどちらが偉いかということではなく、違う職業である。

 

Q FPは20万人いる。その中で、区分けをするのはおかしいのでは?という疑問があるが、どうか。

田村氏:「独立系」というとき、利用者の味方であるとは限らない。FPの倫理規定では「商品を売るならそれを開示しろ」となっているが、誰もやっていない。先日、若い女性からマンションの投資の営業電話が来たのでその会社のウェブサイトを調べてみたら、営業マンが皆FP3級の持ち主ということだった。FPだからこそ商品を売らない、Fiduciaryということが大切ではないか。

永沢氏:FPとFIWAが目指すものは違うのではないかと思うので、質問者の意図がよく分からない。FPは試験を受けて知識や技能を得るもので、それはそれで大切。FPにもっとやってほしいのは、ケーススタディ、すなわち顧客がどういうときに満足し、不満足に感じるのか、もっと研究してほしい。何がトラブルの元かなど。高齢者のボタンの掛け違いが多いが、自分たちのところでも繰り返さないようにしたい。具体的な経験をFIWAで共有してほしい。

今井氏:FPの見える化が必要。相談者にはどういうFPなのかが分かりにくい。ISAをイギリスに調べに行ったとき、金融機関も調べた。金融機関はブランド化に力を入れていた。すなわち、金融機関はISAで変なものを売らないように気を付けていた。日本でも、NISA導入時ブランド化を提案したが、必ずしも顧客のためではなく金融機関のキャッチセールスに使われることも多かった。これからどう信頼を得ていくか。皆の力を借りたい。

岩城氏:CFP、AFPの得る収入がFeeだけかどうか、開示しなければならないのに、あまり守られていない。見える化をすることが大事。

岡本氏:FPにもいろいろな人がいる。それぞれ職務に忠実であってほしい。1975年にNYに行き9年アナリストの仕事をした。その後日本に帰国し、永沢さんと合った。1990年に外資系の年金運用をした。2005年に投資教育を開始した。「10年早い」と色々な場面で言われてきた。今度も長期戦を覚悟している。最低限のコストで持久力をもって続けていきたい。

 

4.第二部の概要

・前方スクリーンで、FIWAの設立にお祝いを述べる方々の動画が放映されてました。さわかみ投信会長澤上篤人氏やセゾン投信社長の中野晴啓氏など。

・途中で、アドバイザリーボードメンバーのほぼ全員が壇上にあがり挨拶をされていました。社会保険労務士、税理士、司法書士、弁護士、大学教授など(公認会計士の方とアートディレクターの方が不在だったように記憶しています)。

・途中、「みずほの部屋」と題して、岩城氏がインタビュアーを務め、THEOの中村仁社長と対談する場面もありました。

・いずれも、立食パーティー中の中だったので、詳細な内容は覚えていませんが、皆さま、主に岡本氏や岩城氏の魅力に惹かれて手弁当でかけつけたという雰囲気でした。

・某つみっぷやブロガーミーティングでお世話になった方々の顔もちらほら。ブロガーは滅茶苦茶少なかったです。私以外に顔を拝見したのは、もう1人位。スーツを着ていない私はかなり浮いていたかも(涙)・・・。

 

 5.感想

・基本理念はすばらしく、応援していきたい活動だなと思いました。特に、お話の中にあった、口座開設から実際の投資や報告書の読み方まで付き添って教えるアドバイザーという立場の人が増えるといいなと思いました。自分でもやってみたい仕事の一つですね。

・当日配られたパンフレットには、どういう人を会員として集めたいか、会費を年間いくらにするかの記載がなく、まだ詰め切れていない部分もあるのかな、と感じました。

・顧客と利益相反を起こさないアドバイザーを育成するためには、もっとシステムを練ったほうがいいかもしれません。たとえば、弁護士、弁理士などは、弁護士法・弁理士法や倫理規定を設け、定期的に倫理研修で実際の問題例を学ぶことを義務化し、それでも利益相反などの問題を起こした会員は業務・資格を停止したりはく奪するなどの制裁措置をとっています。それぐらい厳しくしないと、利益相反は防止できないということかと思います。

 

以上です。では、また!

 

 

 

年金事務所に相談に行ってみました。

こんにちは。にこいちです。今日は、久々に夫婦モノなので、ニコ(私)&イチ(旦那)として、書こうと思います。数週間前に、初めて、年金事務所に年金の相談に行ってみたので、その顛末を報告します。

 

1.相談の背景

・ニコとイチは、50代。お互いに何回か転職歴があり、会社員(厚生年金)だったり、専業主婦(夫)(3号)だったり、リタイアしてみたり(国民年金)、と色々な身分を経てきました。

・2人とも、年金機構の年金ネットに登録し、各個人の年金の見込み額は把握していました。

・2019年6月に、2000万円の年金報告書問題が勃発。その際、テレビ番組で取り上げられていた「遺族年金」が気になるようになりました。年金機構のウェブサイトで調べてみると、遺族厚生年金の支給要件として、「老齢厚生年金の受給資格期間が25年以上ある者が死亡したとき」と記載してありました(https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/20150424.html)。

・え、「25年以上」?ということは、厚生年金の加入期間が「25年×12か月=300月以上ないと、いけないということ?」ちょっと待って!イチのねんきん定期便の、これまでの年金加入期間の一般厚生年金の欄には「299月」の文字が。とすると、1か月厚生年金の期間が足りないために、ニコは遺族年金がもらえないの?(涙)

・逆に、ニコが先に死んだ場合も、イチは遺族年金はもらえないの?(涙)

※年金ネットでは、遺族年金についてのシミュレーションはできません。

2.相談予約の電話

・予約受付専用電話(0570-05-4890)に電話をかけました。

・氏名と基礎年金番号、最寄の年金事務所の名前、相談内容を聞かれました。

・相談日時は、都合のよい日時を聞かれたので、「なるべく早く」と回答したところ、直近の日にちはすべて埋まっており、結局、電話をした日から2週間後の昼間(午後1時30分)になりました。

・相談時の持ち物は、①年金手帳(2人分)、②印鑑(苗字印なら夫婦共通で1個で良い)、③身分証明書(2人分)でした。遺族年金の相談を夫婦のどちらか1人が代表で受ける場合には、更に委任状が必要になるみたいです。

※1グループの相談時間は30分です。

3.相談当日

・イチもニコも緊張してしまい、予定の1時間以上前に年金事務所に到着してしまいました。係員さんの指示に従って大人しく待っていたところ、空いていたのか、早めに相談ブースに通してもらえました。

・主な相談内容は、「夫婦それぞれの遺族年金の見込み額の試算」と伝えたところ、担当の相談員さん(40代位の男性)が、パソコンのキーボードを叩いて、イチが相談当日に死んだ場合のシミュレーションと、ニコが数年後に死んだ場合(遺族年金が出るようになる最初の日)のシミュレーションをしてくれました。シミュレーションの結果は、A4の紙(合計6枚)にプリントアウトして渡してくれました。全部メモを取ることを覚悟していたので、これは大変ありがたかったです。

・イチが先に死んだ場合は、ニコが65歳になる前と65歳以降とで、2パターンありました。65歳になる前は、イチの基本年金額×3/4+寡婦算額+差額加算。65歳以降は、ニコの老齢給付(老齢基礎年金+老齢厚生年金)+遺族給付(遺族厚生年金-支給停止額)。この「支給停止額」はニコの老齢厚生年金と同額であり、自分で払った分を先に充てるため同額を支給しないこととするというルールがあるようです。

・ニコが先に死んだ場合は、イチが60から65歳までと65歳以上の2パターンありました。60から65歳までは、基本年金額。65歳以上は、イチの老齢給付(老齢基礎年金+老齢厚生年金)のみで、遺族給付はなし。遺族給付がないのは、ニコの遺族厚生年金よりもイチの老齢厚生年金のほうが高いためです。

・というわけで、それぞれが先に死んだ場合、遺族年金は出る(ニコが死んだ場合はわずかだけれど)ということだったので、一安心しました。

・ちなみに、「老齢厚生年金の受給資格期間が25年以上」の「受給資格期間」とは、国民年金の期間(3号も含む)と厚生年金の期間を合計して25年(300か月)以上であればよい、とのことです。この回答に、イチもニコも心からホッとしました。

・年金を増やすために付加年金はどうでしょう?と相談したところ、付加年金は金額的に少ないので国民年金基金(付加年金も含まれる)を勧める、とのことでした。

4.感想

・思い切って相談しに行ってよかったです。不安が払しょくされました。

・遺族年金のシミュレーションは複雑怪奇で独特のルールがあります。可能ならば、夫婦揃って相談にいらしたほうがいいです。1人が聞いてもう1人に説明するのは、理解力・記憶力が半端なく必要となります。

・イチは全く投資をしない人だし、民間保険で終身年金が出る商品もないので、国民年金基金の加入をしてもいいかな、と思い始めました。

 

以上です。一個人の体験談&感想なので、どうぞご自身やご家族の分については、ご自身で年金事務所に相談に行って確かめてくださいね。また、間違い等がありましたら、教えて頂けるとありがたいです。

 

インデックス投資ナイト2019に参加しました。

こんにちは。にこいちです。インデックス投資ナイト2019に参加したので、遅まきながら記録を残しておきたいと思います。

 

1.チケット争奪戦

2014年に参加したときはここまでチケットを取るのが難しくはなかった記憶なのですが、2017年に自宅パソコンでチャレンジしたときには即座に蒸発しチケットが取れませんでした。なので、今年は発売日(6月8日正午)の発売開始時刻20分前にファミリーマートの端末前に行きました。前に並んでいた人の操作をハラハラしながら見守った後、10分前に端末に触れることができました。最初はインデックス投資ナイトのチケット販売の画面に辿りつくことができずドキドキしましたが、開催場所と日付を入力することで辿り着けたような記憶です(既に曖昧です・・・)。発売開始2分ほど前から、申し込みボタン⇔リジェクトを繰り返し、発売開始時刻直後にも同じ操作を繰り返し、3回ほど、開始20数秒後で購入に至ることができました。今年は友人(初心者)Rより「チケットを入手してほしい」と頼まれていたため、絶対にチケットを入手したかったのです。入手できてほっとしました。

2.インデックス投資ナイト当日(2019年7月6日17時開場、18時開演)

(1)0次会

本番開始数時間前より、渋谷で0次会に参加しました。おいしい料理と楽しい話に夢中になっていたところ、急に気分が悪くなり、30分ほど店で寝込むという醜態をさらすことになってしまいました。0次会に参加されていた皆様には、ご心配&ご迷惑をおかけし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

(2)本番(1次会)

始まる前に時間があったので、友人Rをけしかけて、Nightwalkerさんの書籍「世界一ラクなお金の増やし方」を頂きに伺わせました。Nightwalkerさん、その節は大変お世話になりました!最近Rから受け取ったメールによれば、彼女は今頂いた書籍を読んでいるところのようです。読み終わったらSNS等で発表してもらう予定です。

また、席は0次会のメンバーで固まって座っていたのですが、WATANKOさんが近くに来てくださり、メンバー全員の似顔絵を描いてくださいました。また、虫とり小僧さんの采配で山崎元さんが隣に来てくださり、メンバーの質問に丁寧に回答してくださいました。ありがとうございました!

【式次第】

第1部 インデックス投資の生みの親 John C. Bogle氏追悼

第2部 投信ブロガー座談会 「若手投信ブロガーさん、集まれ!!」

第3部 ゲスト座談会 「なぜインデックス投資は広まらないのか?日本のインデックス投資の未来」

【感想】 

金融審議会の市場ワーキンググループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」が発表されて以来、人生100年時代に「年金は100年安心」ではなく2000万円不足するなどと世間が大騒ぎになっていましたが、それにも関わらず(それにより?)、インデックス投資ナイトが大変盛況で驚きました。

第1部ではバンガードの塚本さんによるボーグル氏の紹介や金融庁の今井さんによるボーグル氏のスピリットを容れて指数を決めたという話が印象的でした。日経の田村さんのお話のときは体調が悪くトイレにこもっていたのであまり聞けずに残念でした。水瀬さんの写真スライド&バンガード訪問記は、ボーグル氏の名言入りで面白かったです。ボーグル氏の本を読んでみたくなりました。

第2部は30代中心の男性既婚者4人の話ということで、もう少しダイバーシティが欲しかったと思います。女性を入れるとか、シングルの人を入れるとか。年齢も、20代、30代、40代、50代から1人ずつとかでもよかったのでは?でも、夫婦間でお金の情報をどのようにやりとりしているか(マネーフォワードの活用など)をナマの情報として聞けたのはとても参考になりました。

第3部では、ウェルスナビの柴山さんのお話が面白かったです。特に、奥様のご両親(アメリカ在住)がファイナンシャルアドバイザーのサービスを受けて長期分散投資をされているというお話(手数料は0.75%と1.25%のものを利用されている)がよかったです。投資に詳しくない人に投資を勧めることの多い私としては、その人に寄り添ったサービスが必要と感じることも多いためです。山崎元さんのご提案された、資金の全体について腹黒くないFPが提案するようなサービスは是非実現して頂きたいと思いました。その場合、ロボアドではなく対面で、また、手数料はもっと安く、回数ごとにしてほしい(例えば1回1時間1万円)ですね。信託報酬のように財産の何%という形では手数料が高くなりすぎるように思います。

友人Rが最初から最後まで熱心にノートをとっていたので、連れてきた甲斐があったと嬉しく感じました。

(3)懇親会(2次会)

金融庁の今井さん、バンガードの塚本さんやブロガーの水瀬ケンイチさんなど、有名人の皆さんが次々にテーブルを回ってくださり、ご挨拶やお話をすることができました。また、関西から来てくださったローズマリーさんと初めてリアルでゆっくりお話をすることができました。想像以上にゴージャスな雰囲気の方でした。今回は体調の問題であまり多くの人と新規にお知り合いになることができず、残念な思いをしました。

3.その後

(1)Quick Money Worldの記事に、私のコメントが取り上げられました。https://www.quick.co.jp/3/article/14657

(2)WATANKO画伯のイラスト入り記事

http://watanko.way-nifty.com/fundandcar/2019/07/post-032498.html

 

以上です。

 

 

三菱UFJ国際投信第4回ブロガーミーティングに参加しました

こんにちは。にこいちです。

 

梅雨で気候の変動が激しいせいか、珍しく風邪を引いてしまいました。ようやく復活してきたので、先週参加してきた、三菱UFJ国際投信(以下「MUAM]と略します)第4回ブロガーミーティングの参加記を書きたいと思います。まだ体調が万全でないのと、毛流麦花さんの非常に詳しい参加記事がアップされているので、今回はそれに追記する程度にします。(https://www.marbacka.net/blog/mukam_blogger_meeting_20190627/

 

日時:2019年6月27日(木)19:00~20:30(懇親会20:30~21:30

場所:MUAM会議室

食事:卵サンドイッチ&焼き菓子

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式次第:

1.初めの挨拶(代田常務取締役)

2.運用報告書の変更について

3.カン・チュンドさんとファンドマネージャーが語るインデックス運用のあれこれ

4.意見交換・Q&A

5.運用現場見学

6.懇親会

 

1.初めの挨拶(代田常務)

・丁度1年前にカン・チュンドさんから「工場見学みたいに社内見学したらどうか」という提案があり、ようやく実現した。

・MUAMはコストコンシャスな会社で、丸の内仲通りにある三菱地所さんの数あるビルの中で最も古く家賃が安いであろう建物を事務所としているが、しかし情報機器にはお金を使っているので安心して頂きたい。

・運用報告書作成のためにも色々な人が働いており、そういう人も含めて、投信を支えていることを理解して頂きたい。

※今回は若手メインと考えておられたのか、控えめな挨拶でした。

 

2.運用報告書の変更について

・担当者(女性)から、「交付運用報告書新デザインコンセプトBOOK」という資料に基づいて発表がされました。主な変更の内容は以下のとおり。

・書体をユニバーサルデザインフォントにした。

・見出し、文章についても修正。本文とメリハリをつけ、読みやすいようにした。

・文章を減らし、可読性を高めた。

・グラフを大きくした。

・表を見やすくした。

※資料の見本を拝見する限りでは、図や表が大きく明確に記載されていて、より読みやすくなった印象を受けました。今後が楽しみです。

 

3.カン・チュンドさんとファンドマネージャーが語るインデックス運用のあれこれ

・カンさんが司会進行で質問を、ファンドマネージャー村松さんが質問に回答するという形で、資料「ファンドマネージャーが語る、インデックス運用のあれこれ」に基づいて進められました。

村松さんの経歴:もとはトヨタ関係の会社のファイナンシャルプランナー。MUAMに入社して9年目。運用部200名中のインデックス部は25名で、株式グループと債券グループに分かれており、株式グループは更に国内と海外に分かれている。村松さんは国内株のチームリーダー(※まだ30代半ば、若い!)。

・インデックスの運用残高は2015年に比べて倍増している(4兆億円→8兆億円)。

・朝8時ころに出社してから午後6時30分ころに退社するまで、切れ目なく忙しい。特に忙しいのは午後3時を挟んだ前後。

・3,6,9,12月が特に忙しい。

インデックス運用の苦労のしどころ・工夫だが、①現物の組入れの工夫、②先物の活用、③コストを下げること、などがあげられる。

・①現物の組入れの工夫とは、全銘柄を組み入れてベンチマークに近づける「完全法」ではなく、銘柄を選択し売買回転数や銘柄数を抑えることでコストを下げる「最適化法」にしているということ。例えばベンチマークが銘柄A、銘柄B、銘柄C3分の1ずつにより構成されていたとして、Aは大型株100%のみのキャラクターを、Bは大型株100%及び配当株100%のキャラクターを、Cは配当株100%のみのキャラクターを有していた場合には、完全法なら銘柄A、B、Cをそれぞれ買わなければならないところを、最適化法なら銘柄Bのみを買えばよいことになる。時間が経つと銘柄のキャラクターが変わってしまうことがあるので、運用には、どうしてもアート的な部分が残ることになる。

・②先物を使うのは、先物を使わないと指数に連動しにくくなるため。手元に入っていない現金(例えば未収の配当金)でもその分の投資をしないと連動しない。特に、3月、9月は未収の配当金が1~2%あり、その部分を先物でポジションを取らないと指数とズレてくる。

・③コストを下げるについては、売買委託手数料を下げるために、取引ごとにコンペをかけたり(複数社引き合い)、大量注文をすることで1単位当たりのコストを下げてもらう(バスケット注文)などの工夫を行っている。また、先物を活用することにより取引税を抑えるなどもしている。

・コストを下げるのに関連して、コストを埋め合わせるために、貸株も利用している。半分ぐらいを貸し出している。元手が1000億円とかなので、0.03~0.1%の倍率でも意味がある。必要に応じて銘柄ごとに貸し出す「オンデマンド」方式と、枠全体を貸し出す「エクスクルーシブ」式がある。

・インデックスファンド担当者としての充実感を味わえるのは、やればやるほど成果が出るとき。特にコストを下げるための努力は成果が出やすい。個人的な目標ではあるが、バンガードを超えることを目指している。

 

4.意見交換・Q&A

MSCIコクサイを指数としたファンドの私募ベビーファンドについて質問がありましたが、質問の意味がよくわからなかったため、割愛。

Q.株主優待はどう処理しているか。

A.現金化できるものは金券屋などで現金化し、純資産に繰り入れている。現物は致し方なく・・・。

 

5.運用現場見学

・運用現場は、広い部屋で、事務机&椅子が2個ずつ向い合せになって列になって並べられており、1人1机がある模様。事務机の上には、原則、1人1台パソコンが置いてある。

・見学者は15~20人ほどの2つのグループに分かれて見学。

・私のグループは、国内株式部→外国株式部→トレーディング部の順に見学した。

・国内株式部と外国株式部は、それぞれモニターが1台ずつのシンプルな構成。Excelの表が画面に出されており、それを見ながら、担当者が説明をしてくださったのだが、文字が小さくて老眼の私にはよく見えなかった(スミマセン)。数字は手入力で、意外とアナログな印象を受けた。

・トレーディング部では1人の担当者が見るモニターが5画面あり、「The 証券会社!」という感じ。国内株式部と外国株式部より来た注文をブローカーさんに発注する画面と各種指数などを映しているモニターや、「板」情報を映しているモニターなどがあった。

 

6.懇親会

・約2年前に金融庁で初めて出会ったWakabaさん、アキウマレさんと3人揃って再会できた。

・毛流麦花さん、samansaさん、WATANKOさん、もことんさんなどともご挨拶できた。

・Misstyさんなど、新しい出会いもあった。

・あとはMUAMの社員の方を捕まえて、ずっとお話を伺っていた。たとえば、運用者は理系とは限らず、自分が入社したときは文系(商学部や経済学部など)のほうが理系よりも多い位だったとか。運用は決断力・責任感などがいる業務で、30~40代が中心、それ以上になると後進の指導に当たるようになる、など。皆さんExcelの関数やプログラミングにはお強いようで、Pythonも使いこなしておられるとのことでした。

・お食事は充実していて大変おいしく量もふんだん!私はもっぱらお寿司をおいしく頂きました。

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7.感想

・運用は思った以上に細かいパズル的な作業が多く、脳と神経を酷使する職場そうだな、と感じました。もっと女性がいてもいいかも。

・外国の方は見かけなかった。今後はダイバーシティーが進むのでしょうか?(謎)

・固いイメージの会社でしたが、村松さんの服装がおしゃれだったし(スーツではなく、編み物風の地のジャケット)、他の方の服装もスマートだったので、「意外!?」に感じました。そういう自由な雰囲気もいいですね。

・皆さん物腰が柔らかくて親切で、若くて金融で活躍したい方にはいい職場なんだろうな、と感じました。同世代のアラフィフは見かけず残念。

 

以上

 

親子3代の老後の備え

こんにちは。にこいちです。

2019年6月3日、金融審議会の市場ワーキンググループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」が発表されて以来、人生100年時代に「年金は100年安心」ではなく、2000万円不足するなどと、世間が大騒ぎになっていますね。

私は、あの報告書の内容は至極穏当で、国民が直視すべき現実だと思っています。麻生大臣が報告書の受け取りを拒否したということで、このまま闇に葬られたら非常にもったいない内容です。まだ読んでいない方は、是非読んでみてくださいね(https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf)。

が、実際のところ、100歳まで生きてしまった場合、年金だけでどれ位まかなえるの?どうやって備えるの?って不安に思っている方は多いと思います。

私には、100歳余まで生きた祖母がいたし、父母も健在なので、親子3代どのように老後に備えてきたか、また、備えていくか、ざっくりご紹介したいと思います。あくまで一例に過ぎないので、参考程度にとどめてくださいね。

1.祖父母の場合

(1)父方

・祖父は、定年まで教職。祖母は専業主婦。

・2人とも60代後半~70代前半で亡くなった。

・財産は自宅位で、2人が亡くなったあと売却し子供が相続したが、地方の山の中の不動産であまりたいした金額にはならなかった(らしい)。

・生活費の安い地方で質素倹約生活を送っていた。自宅で鶏を飼って卵を取ったり、近所で畑を借りて野菜を育てたりして、生活費を浮かしていた。1980年ころまでトイレは汲み取り式だった。落雷があるとしばしば停電していた。

(2)母方

・祖父は、公務員→自営業(途中に第二次世界大戦)→戦後に友人と起業→会社員(役員になったこともあったらしい)。

・自宅を2回買い替え、不動産投資を少しだけやっていた。祖母は専業主婦。

・祖父は60代過ぎでがんになり大手術した後は働かず、70代後半で亡くなった。最後の数年は寝たきり状態で祖母が自宅で介護した。

・祖母は祖父亡きあと月14、5万円位の遺族年金をもらい、生活していた。80代後半で認知症の症状が出始め、自宅介護7年、特養9年、100歳余で死亡。遺族年金から自宅の維持費用(固定資産税、光熱費など)、医療保険及び介護費用を払っていた。自宅介護のときは余裕があったが、特養に移ってからはカツカツだった。

・比較的裕福な祖父母であったが、自身の子供への生活の援助が大変だった(後述)。2.父母の場合

・父は、会社員→(結婚)→(子供生まれる)→無職ときどき内職(7年)→教職→途中で副業始める→定年後副業で独立(80代でまだ働いている)。

・母は、会社員→(結婚)→専業主婦&内職→自営業→無職→自営業(80代でまだ働いている)。

・父が無職の間、母方の祖父から15万円/月の援助を受けていた。

・母方の祖父が二世帯住宅を購入し、そこに住んでいた。祖母の死後、夫婦等で住んでいる。

・年金は夫婦で今回の報告書の試算額と同じ位か少し上(推測)。母は、年金受給を70歳まで繰り下げた。

・食事は自炊で、車はなし。金のかかる趣味はない。

・夫婦とも長く働くことで、年金を補っている。

3.私たち夫婦(50代)の場合

・夫は、サラリーマン(複数回、転職)→自営業。

・私(妻)は、アルバイト→自営業→サラリーマン(複数回、転職)→退職、将来模索中。

・30~40代は共働きでフルタイム、朝から深夜まで働いて、厚生年金を増やした。

・夫婦共に転職が多く退職金はあてにならなかった。

・私のみ、資産運用(iDeCo、一般NISA、一般口座)をやっている。

・夫は大の投資嫌いで銀行預金一択。

・自宅は中古(築50年超)で10数年前に購入した。ローンはない。

・食事は自炊で、家電や服など物を中古で買うことも多い。

・資産運用&年金受給繰り下げで年金を補う予定。足りないなら、また働く。

4.というわけで、親子3世代の老後に対する備えを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

 万が一の場合(事故とか100歳まで生きちゃうリスクとか)に備えて年金をきちんと納めることは大事で、それをベースに、節約・就労期間の延長・資産運用・年金繰り下げなど、金融審議会の報告書で提案されている色々な方法を組み合わせれば、人生100年時代を今後も乗り越えていけるのではないかなあ、と思っております。皆で力・頭・技を合わせて少子高齢化の時代を生き抜きましょう!

 なお、この親子3代にわたっての備えを紹介するというアイデアは、NightWalkerさんの2019年6月12日の記事「21世紀資産形成の旅」(http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/)から頂きました。アイデアの借用をお許しいただき、ありがとうございました。

 

 

ビジネス会計検定3級受験記

こんにちは。にこいちです。3か月ぶりのブログ更新です。ご無沙汰しております。

 

さて、今年の1月ころに初めて、ビジネス会計検定というものがあると知りました。調べてみたところ、丁度私の勉強したかった内容にピッタリ!と思い、2019年3月10日(日)に第24回試験の3級を受験してきました。今回は、この試験の概要と勉強方法を紹介したいと思います。

 

Ⅰ ビジネス会計検定3級とはどのような試験か。

・目的:会計リテラシーを持つ人材の裾野を広げるために、財務諸表(貸借対照表損益計算書キャッシュフロー計算書)の基本知識を身に着け、また、基本的な分析ができるようにする。

・主催者 大阪商工会議所

・時期:年2回 3月と9月にある。

・問題形式:マークシート方式

 ※今回は、大問4問(小問50問)。うち、知識問題25問、知識問題&計算問題25問。

 ・制限時間:2時間

・合格点:100点満点で70点以上

・受験場所:札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡のいずれか

・受験資格:学歴・年齢・性別・国籍に制限なし(要するに、誰でも受けられます。)

・受験料:4320円

・持ち物:身分証明書、HBまたはBの鉛筆・シャープペンシル、消しゴム、電卓(四則演算機能のみのもの)

・受験人数:申込者数約4500人、実受験者数約3500人(※ここ数回の平均)

・合格者数:2000~2500人(合格率6~7割※ここ数回の平均)

・受験者の年代:20代、30代が圧倒的に多い。20代未満、40代以上は少ない。

 

Ⅱ受験の動機

会社四季報や投資に関する書籍で、分からなかった用語が分かるようになりたいと思っていました。昨年末から、個別株投資の勉強会に出席し、書籍や会社四季報に目を通すようになったのですが、使われている用語(営業利益と経常利益の違いとか)や指標(PERやPBR)の意味が全然分からず、困っていたのです。今回、ビジネス会計検定3級の勉強をして、用語や指標の意味が分かるようになり、とても嬉しく思っています。

雇用保険を受給する際の、失業認定の求職活動実績となるため。「雇用保険受給資格者証のしおり」の「求職活動実績となるもの」の説明に、「再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験を受験」と記載してあります。ビジネス会計検定試験は、この求職活動実績に該当する「試験」になるとのことで、これも受験の後押しをしました。

 

Ⅲ受験者としての私の属性

・国語や英語は得意。推理で解く問題は好き。算数・数学は苦手(特に図形問題)。この検定試験では、加減乗除(たし算・ひき算・かけ算・わり算)及び一次方程式が分かっていないと解けないと思いました。

・単純な暗記(数式や年号など)は苦手。数式は理屈や根拠が分かれば何とか覚えられるかも、というレベル。細かい表の中身や数式は最後まで覚えられず苦労しました。

・仕事は、主に法務の仕事をしており、財務・経理とは関係がありませんでした。

・簿記3級の勉強は挫折し、試験は受けていません。

 

Ⅳ 勉強方法&スケジュール

①公式テキスト(約210頁)を一通り読む。このときは、教科書にラインマーカーを引かない。2週間、1日当たり1時間位。

②公式過去問題集(約180頁)を解く。解きながら、(A)問題集の問題欄に、間違えた問題は✓(チェック)、自信のない問題は△をつける。(B)問題集の解説の頁に、解答の根拠となる教科書の頁及び間違えた理由をメモする。(C)教科書に、問題集で間違えた部分と関連する箇所だけにラインマーカーを引く。複数回間違えた場合は、ラインマーカーの上の部分にチェックをつける。(D)よく間違える知識や計算式については、単語カードを作っておく。ものによっては情報量が多いので、大き目の単語カードを使うとよい。3週間、1日当たり2時間位。

③過去問題集を再度解く。問題を解き慣れるため、全問解く。間違った問題や自信のない問題は、必ず、問題集の解説を読み、教科書の該当部分も読み直し、チェックをつける。5日間、1日当たり4~5時間位。

④教科書を最初から最後まで理解しながらざっと読む。単語カードをながめる。2日間。合計8時間位。

⑤過去問題集で気になる問題(チェックが2つついている問題を中心に)を解く。1日間。合計3時間位。

⑥教科書のラインマーカーの部分(特にチェックのついている部分)を拾い読みをする。数回繰り返す。単語カードをながめる。試験当日。合計2時間位。

※試験前に1回1~2時間程度で、繰り返し見直せるもの(私の場合はテキストと単語カード)を作ることを主眼としました。

※勉強を開始したのは、2月中旬ですが、②の作業をしている途中でイヤになり、2月下旬の1週間ほど全く勉強をしませんでした。そのために、直前1週間で詰め込み勉強をするはめになりました。

 

Ⅴ 気づいたこと&受験テクニック

・前日に受験会場を下見に行ったのはよかった。昼ご飯を食べられる場所を事前に見つけられた。

・東京会場は某大学の校舎であり(10階以上の建物)、部屋の割り振りは、入り口(外側)の右側に貼ってある。(※私はこれを見逃して、再入場するはめになった。)また、エレベーターが混むので、受験会場には早めに到着しておいたほうがよい。

・部屋に入る前にトイレに行っておくべき。試験が開始したら、途中でトイレには行けない。

・午後1時30分に着席だが、最初の数分は、試験に関する注意事項の伝達や試験問題・解答用紙の配布や、解答用紙への氏名や受験番号などの記入に当てられる。よって、実際の試験の開始は中途半端な時間となるため、試験問題の表紙に何時に開始したか書いておくとよい。(※大学受験などだと、試験官が黒板に実際の開始時間を書いてくれていたように思うが、今回の試験では、開始時間を書いてくれなかったため、このような対応が必要となった。)

・解く順番は、第Ⅲ問→第Ⅳ問→第Ⅰ問→第Ⅱ問とした。時間のかかる計算問題のある第Ⅲ問と第Ⅳ問を時間をかけて先に解き、知識の有無だけで勝負が決まってしまう第Ⅰ問と第Ⅱ問を後回しにする作戦をとった。

・第Ⅲ問と第Ⅳ問の問題文は切り離せるようになっている。切り離したほうが解きやすいが、各ページに何問目かを書いておかないと、後で分かりにくくなる。

・数字はなるべく単純化した。例えば、10,000÷5,000の場合、0を3つずつ消去し、10÷5として計算するなど。

・試験開始後1時間程度たったところで(試験終了10分前まで)途中退出が可能になる。3分の1ほどの人が退出していた。が、自分はギリギリまでねばって見直しし、間違いを1個発見したので、途中退出せずによかったと思う。

 

Ⅵ 参考情報

・以上は、主に私の個人の体験に基づいた記載ですので、試験に関する正確な情報は、大阪商工会議所のウェブサイトをご覧ください。

www.b-accounting.jp

)。

・第24回の検定試験については、TACが解答速報を出してくださっています。

www.tac-school.co.jp

・個人のブログで参考にさせて頂いたのは、以下の2つです。情報が少ない中で助かりました。ありがとうございました。

kobito-kabu.com

 

kangaerusougiyasan.com

 

Ⅶ 合格しました

100点中96点で合格することができました。直前まであきらめずに、勉強してよかった!次回、2019年9月1日試験の申し込みは2019年7月26日までです。ご興味のある方は是非どうぞ!

 

以上