三菱UFJ国際投信第4回ブロガーミーティングに参加しました

こんにちは。にこいちです。

 

梅雨で気候の変動が激しいせいか、珍しく風邪を引いてしまいました。ようやく復活してきたので、先週参加してきた、三菱UFJ国際投信(以下「MUAM]と略します)第4回ブロガーミーティングの参加記を書きたいと思います。まだ体調が万全でないのと、毛流麦花さんの非常に詳しい参加記事がアップされているので、今回はそれに追記する程度にします。(https://www.marbacka.net/blog/mukam_blogger_meeting_20190627/

 

日時:2019年6月27日(木)19:00~20:30(懇親会20:30~21:30

場所:MUAM会議室

食事:卵サンドイッチ&焼き菓子

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式次第:

1.初めの挨拶(代田常務取締役)

2.運用報告書の変更について

3.カン・チュンドさんとファンドマネージャーが語るインデックス運用のあれこれ

4.意見交換・Q&A

5.運用現場見学

6.懇親会

 

1.初めの挨拶(代田常務)

・丁度1年前にカン・チュンドさんから「工場見学みたいに社内見学したらどうか」という提案があり、ようやく実現した。

・MUAMはコストコンシャスな会社で、丸の内仲通りにある三菱地所さんの数あるビルの中で最も古く家賃が安いであろう建物を事務所としているが、しかし情報機器にはお金を使っているので安心して頂きたい。

・運用報告書作成のためにも色々な人が働いており、そういう人も含めて、投信を支えていることを理解して頂きたい。

※今回は若手メインと考えておられたのか、控えめな挨拶でした。

 

2.運用報告書の変更について

・担当者(女性)から、「交付運用報告書新デザインコンセプトBOOK」という資料に基づいて発表がされました。主な変更の内容は以下のとおり。

・書体をユニバーサルデザインフォントにした。

・見出し、文章についても修正。本文とメリハリをつけ、読みやすいようにした。

・文章を減らし、可読性を高めた。

・グラフを大きくした。

・表を見やすくした。

※資料の見本を拝見する限りでは、図や表が大きく明確に記載されていて、より読みやすくなった印象を受けました。今後が楽しみです。

 

3.カン・チュンドさんとファンドマネージャーが語るインデックス運用のあれこれ

・カンさんが司会進行で質問を、ファンドマネージャー村松さんが質問に回答するという形で、資料「ファンドマネージャーが語る、インデックス運用のあれこれ」に基づいて進められました。

村松さんの経歴:もとはトヨタ関係の会社のファイナンシャルプランナー。MUAMに入社して9年目。運用部200名中のインデックス部は25名で、株式グループと債券グループに分かれており、株式グループは更に国内と海外に分かれている。村松さんは国内株のチームリーダー(※まだ30代半ば、若い!)。

・インデックスの運用残高は2015年に比べて倍増している(4兆億円→8兆億円)。

・朝8時ころに出社してから午後6時30分ころに退社するまで、切れ目なく忙しい。特に忙しいのは午後3時を挟んだ前後。

・3,6,9,12月が特に忙しい。

インデックス運用の苦労のしどころ・工夫だが、①現物の組入れの工夫、②先物の活用、③コストを下げること、などがあげられる。

・①現物の組入れの工夫とは、全銘柄を組み入れてベンチマークに近づける「完全法」ではなく、銘柄を選択し売買回転数や銘柄数を抑えることでコストを下げる「最適化法」にしているということ。例えばベンチマークが銘柄A、銘柄B、銘柄C3分の1ずつにより構成されていたとして、Aは大型株100%のみのキャラクターを、Bは大型株100%及び配当株100%のキャラクターを、Cは配当株100%のみのキャラクターを有していた場合には、完全法なら銘柄A、B、Cをそれぞれ買わなければならないところを、最適化法なら銘柄Bのみを買えばよいことになる。時間が経つと銘柄のキャラクターが変わってしまうことがあるので、運用には、どうしてもアート的な部分が残ることになる。

・②先物を使うのは、先物を使わないと指数に連動しにくくなるため。手元に入っていない現金(例えば未収の配当金)でもその分の投資をしないと連動しない。特に、3月、9月は未収の配当金が1~2%あり、その部分を先物でポジションを取らないと指数とズレてくる。

・③コストを下げるについては、売買委託手数料を下げるために、取引ごとにコンペをかけたり(複数社引き合い)、大量注文をすることで1単位当たりのコストを下げてもらう(バスケット注文)などの工夫を行っている。また、先物を活用することにより取引税を抑えるなどもしている。

・コストを下げるのに関連して、コストを埋め合わせるために、貸株も利用している。半分ぐらいを貸し出している。元手が1000億円とかなので、0.03~0.1%の倍率でも意味がある。必要に応じて銘柄ごとに貸し出す「オンデマンド」方式と、枠全体を貸し出す「エクスクルーシブ」式がある。

・インデックスファンド担当者としての充実感を味わえるのは、やればやるほど成果が出るとき。特にコストを下げるための努力は成果が出やすい。個人的な目標ではあるが、バンガードを超えることを目指している。

 

4.意見交換・Q&A

MSCIコクサイを指数としたファンドの私募ベビーファンドについて質問がありましたが、質問の意味がよくわからなかったため、割愛。

Q.株主優待はどう処理しているか。

A.現金化できるものは金券屋などで現金化し、純資産に繰り入れている。現物は致し方なく・・・。

 

5.運用現場見学

・運用現場は、広い部屋で、事務机&椅子が2個ずつ向い合せになって列になって並べられており、1人1机がある模様。事務机の上には、原則、1人1台パソコンが置いてある。

・見学者は15~20人ほどの2つのグループに分かれて見学。

・私のグループは、国内株式部→外国株式部→トレーディング部の順に見学した。

・国内株式部と外国株式部は、それぞれモニターが1台ずつのシンプルな構成。Excelの表が画面に出されており、それを見ながら、担当者が説明をしてくださったのだが、文字が小さくて老眼の私にはよく見えなかった(スミマセン)。数字は手入力で、意外とアナログな印象を受けた。

・トレーディング部では1人の担当者が見るモニターが5画面あり、「The 証券会社!」という感じ。国内株式部と外国株式部より来た注文をブローカーさんに発注する画面と各種指数などを映しているモニターや、「板」情報を映しているモニターなどがあった。

 

6.懇親会

・約2年前に金融庁で初めて出会ったWakabaさん、アキウマレさんと3人揃って再会できた。

・毛流麦花さん、samansaさん、WATANKOさん、もことんさんなどともご挨拶できた。

・Misstyさんなど、新しい出会いもあった。

・あとはMUAMの社員の方を捕まえて、ずっとお話を伺っていた。たとえば、運用者は理系とは限らず、自分が入社したときは文系(商学部や経済学部など)のほうが理系よりも多い位だったとか。運用は決断力・責任感などがいる業務で、30~40代が中心、それ以上になると後進の指導に当たるようになる、など。皆さんExcelの関数やプログラミングにはお強いようで、Pythonも使いこなしておられるとのことでした。

・お食事は充実していて大変おいしく量もふんだん!私はもっぱらお寿司をおいしく頂きました。

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7.感想

・運用は思った以上に細かいパズル的な作業が多く、脳と神経を酷使する職場そうだな、と感じました。もっと女性がいてもいいかも。

・外国の方は見かけなかった。今後はダイバーシティーが進むのでしょうか?(謎)

・固いイメージの会社でしたが、村松さんの服装がおしゃれだったし(スーツではなく、編み物風の地のジャケット)、他の方の服装もスマートだったので、「意外!?」に感じました。そういう自由な雰囲気もいいですね。

・皆さん物腰が柔らかくて親切で、若くて金融で活躍したい方にはいい職場なんだろうな、と感じました。同世代のアラフィフは見かけず残念。

 

以上

 

親子3代の老後の備え

こんにちは。にこいちです。

2019年6月3日、金融審議会の市場ワーキンググループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」が発表されて以来、人生100年時代に「年金は100年安心」ではなく、2000万円不足するなどと、世間が大騒ぎになっていますね。

私は、あの報告書の内容は至極穏当で、国民が直視すべき現実だと思っています。麻生大臣が報告書の受け取りを拒否したということで、このまま闇に葬られたら非常にもったいない内容です。まだ読んでいない方は、是非読んでみてくださいね(https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf)。

が、実際のところ、100歳まで生きてしまった場合、年金だけでどれ位まかなえるの?どうやって備えるの?って不安に思っている方は多いと思います。

私には、100歳余まで生きた祖母がいたし、父母も健在なので、親子3代どのように老後に備えてきたか、また、備えていくか、ざっくりご紹介したいと思います。あくまで一例に過ぎないので、参考程度にとどめてくださいね。

1.祖父母の場合

(1)父方

・祖父は、定年まで教職。祖母は専業主婦。

・2人とも60代後半~70代前半で亡くなった。

・財産は自宅位で、2人が亡くなったあと売却し子供が相続したが、地方の山の中の不動産であまりたいした金額にはならなかった(らしい)。

・生活費の安い地方で質素倹約生活を送っていた。自宅で鶏を飼って卵を取ったり、近所で畑を借りて野菜を育てたりして、生活費を浮かしていた。1980年ころまでトイレは汲み取り式だった。落雷があるとしばしば停電していた。

(2)母方

・祖父は、公務員→自営業(途中に第二次世界大戦)→戦後に友人と起業→会社員(役員になったこともあったらしい)。

・自宅を2回買い替え、不動産投資を少しだけやっていた。祖母は専業主婦。

・祖父は60代過ぎでがんになり大手術した後は働かず、70代後半で亡くなった。最後の数年は寝たきり状態で祖母が自宅で介護した。

・祖母は祖父亡きあと月14、5万円位の遺族年金をもらい、生活していた。80代後半で認知症の症状が出始め、自宅介護7年、特養9年、100歳余で死亡。遺族年金から自宅の維持費用(固定資産税、光熱費など)、医療保険及び介護費用を払っていた。自宅介護のときは余裕があったが、特養に移ってからはカツカツだった。

・比較的裕福な祖父母であったが、自身の子供への生活の援助が大変だった(後述)。2.父母の場合

・父は、会社員→(結婚)→(子供生まれる)→無職ときどき内職(7年)→教職→途中で副業始める→定年後副業で独立(80代でまだ働いている)。

・母は、会社員→(結婚)→専業主婦&内職→自営業→無職→自営業(80代でまだ働いている)。

・父が無職の間、母方の祖父から15万円/月の援助を受けていた。

・母方の祖父が二世帯住宅を購入し、そこに住んでいた。祖母の死後、夫婦等で住んでいる。

・年金は夫婦で今回の報告書の試算額と同じ位か少し上(推測)。母は、年金受給を70歳まで繰り下げた。

・食事は自炊で、車はなし。金のかかる趣味はない。

・夫婦とも長く働くことで、年金を補っている。

3.私たち夫婦(50代)の場合

・夫は、サラリーマン(複数回、転職)→自営業。

・私(妻)は、アルバイト→自営業→サラリーマン(複数回、転職)→退職、将来模索中。

・30~40代は共働きでフルタイム、朝から深夜まで働いて、厚生年金を増やした。

・夫婦共に転職が多く退職金はあてにならなかった。

・私のみ、資産運用(iDeCo、一般NISA、一般口座)をやっている。

・夫は大の投資嫌いで銀行預金一択。

・自宅は中古(築50年超)で10数年前に購入した。ローンはない。

・食事は自炊で、家電や服など物を中古で買うことも多い。

・資産運用&年金受給繰り下げで年金を補う予定。足りないなら、また働く。

4.というわけで、親子3世代の老後に対する備えを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

 万が一の場合(事故とか100歳まで生きちゃうリスクとか)に備えて年金をきちんと納めることは大事で、それをベースに、節約・就労期間の延長・資産運用・年金繰り下げなど、金融審議会の報告書で提案されている色々な方法を組み合わせれば、人生100年時代を今後も乗り越えていけるのではないかなあ、と思っております。皆で力・頭・技を合わせて少子高齢化の時代を生き抜きましょう!

 なお、この親子3代にわたっての備えを紹介するというアイデアは、NightWalkerさんの2019年6月12日の記事「21世紀資産形成の旅」(http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/)から頂きました。アイデアの借用をお許しいただき、ありがとうございました。

 

 

ビジネス会計検定3級受験記

こんにちは。にこいちです。3か月ぶりのブログ更新です。ご無沙汰しております。

 

さて、今年の1月ころに初めて、ビジネス会計検定というものがあると知りました。調べてみたところ、丁度私の勉強したかった内容にピッタリ!と思い、2019年3月10日(日)に第24回試験の3級を受験してきました。今回は、この試験の概要と勉強方法を紹介したいと思います。

 

Ⅰ ビジネス会計検定3級とはどのような試験か。

・目的:会計リテラシーを持つ人材の裾野を広げるために、財務諸表(貸借対照表損益計算書キャッシュフロー計算書)の基本知識を身に着け、また、基本的な分析ができるようにする。

・主催者 大阪商工会議所

・時期:年2回 3月と9月にある。

・問題形式:マークシート方式

 ※今回は、大問4問(小問50問)。うち、知識問題25問、知識問題&計算問題25問。

 ・制限時間:2時間

・合格点:100点満点で70点以上

・受験場所:札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡のいずれか

・受験資格:学歴・年齢・性別・国籍に制限なし(要するに、誰でも受けられます。)

・受験料:4320円

・持ち物:身分証明書、HBまたはBの鉛筆・シャープペンシル、消しゴム、電卓(四則演算機能のみのもの)

・受験人数:申込者数約4500人、実受験者数約3500人(※ここ数回の平均)

・合格者数:2000~2500人(合格率6~7割※ここ数回の平均)

・受験者の年代:20代、30代が圧倒的に多い。20代未満、40代以上は少ない。

 

Ⅱ受験の動機

会社四季報や投資に関する書籍で、分からなかった用語が分かるようになりたいと思っていました。昨年末から、個別株投資の勉強会に出席し、書籍や会社四季報に目を通すようになったのですが、使われている用語(営業利益と経常利益の違いとか)や指標(PERやPBR)の意味が全然分からず、困っていたのです。今回、ビジネス会計検定3級の勉強をして、用語や指標の意味が分かるようになり、とても嬉しく思っています。

雇用保険を受給する際の、失業認定の求職活動実績となるため。「雇用保険受給資格者証のしおり」の「求職活動実績となるもの」の説明に、「再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験を受験」と記載してあります。ビジネス会計検定試験は、この求職活動実績に該当する「試験」になるとのことで、これも受験の後押しをしました。

 

Ⅲ受験者としての私の属性

・国語や英語は得意。推理で解く問題は好き。算数・数学は苦手(特に図形問題)。この検定試験では、加減乗除(たし算・ひき算・かけ算・わり算)及び一次方程式が分かっていないと解けないと思いました。

・単純な暗記(数式や年号など)は苦手。数式は理屈や根拠が分かれば何とか覚えられるかも、というレベル。細かい表の中身や数式は最後まで覚えられず苦労しました。

・仕事は、主に法務の仕事をしており、財務・経理とは関係がありませんでした。

・簿記3級の勉強は挫折し、試験は受けていません。

 

Ⅳ 勉強方法&スケジュール

①公式テキスト(約210頁)を一通り読む。このときは、教科書にラインマーカーを引かない。2週間、1日当たり1時間位。

②公式過去問題集(約180頁)を解く。解きながら、(A)問題集の問題欄に、間違えた問題は✓(チェック)、自信のない問題は△をつける。(B)問題集の解説の頁に、解答の根拠となる教科書の頁及び間違えた理由をメモする。(C)教科書に、問題集で間違えた部分と関連する箇所だけにラインマーカーを引く。複数回間違えた場合は、ラインマーカーの上の部分にチェックをつける。(D)よく間違える知識や計算式については、単語カードを作っておく。ものによっては情報量が多いので、大き目の単語カードを使うとよい。3週間、1日当たり2時間位。

③過去問題集を再度解く。問題を解き慣れるため、全問解く。間違った問題や自信のない問題は、必ず、問題集の解説を読み、教科書の該当部分も読み直し、チェックをつける。5日間、1日当たり4~5時間位。

④教科書を最初から最後まで理解しながらざっと読む。単語カードをながめる。2日間。合計8時間位。

⑤過去問題集で気になる問題(チェックが2つついている問題を中心に)を解く。1日間。合計3時間位。

⑥教科書のラインマーカーの部分(特にチェックのついている部分)を拾い読みをする。数回繰り返す。単語カードをながめる。試験当日。合計2時間位。

※試験前に1回1~2時間程度で、繰り返し見直せるもの(私の場合はテキストと単語カード)を作ることを主眼としました。

※勉強を開始したのは、2月中旬ですが、②の作業をしている途中でイヤになり、2月下旬の1週間ほど全く勉強をしませんでした。そのために、直前1週間で詰め込み勉強をするはめになりました。

 

Ⅴ 気づいたこと&受験テクニック

・前日に受験会場を下見に行ったのはよかった。昼ご飯を食べられる場所を事前に見つけられた。

・東京会場は某大学の校舎であり(10階以上の建物)、部屋の割り振りは、入り口(外側)の右側に貼ってある。(※私はこれを見逃して、再入場するはめになった。)また、エレベーターが混むので、受験会場には早めに到着しておいたほうがよい。

・部屋に入る前にトイレに行っておくべき。試験が開始したら、途中でトイレには行けない。

・午後1時30分に着席だが、最初の数分は、試験に関する注意事項の伝達や試験問題・解答用紙の配布や、解答用紙への氏名や受験番号などの記入に当てられる。よって、実際の試験の開始は中途半端な時間となるため、試験問題の表紙に何時に開始したか書いておくとよい。(※大学受験などだと、試験官が黒板に実際の開始時間を書いてくれていたように思うが、今回の試験では、開始時間を書いてくれなかったため、このような対応が必要となった。)

・解く順番は、第Ⅲ問→第Ⅳ問→第Ⅰ問→第Ⅱ問とした。時間のかかる計算問題のある第Ⅲ問と第Ⅳ問を時間をかけて先に解き、知識の有無だけで勝負が決まってしまう第Ⅰ問と第Ⅱ問を後回しにする作戦をとった。

・第Ⅲ問と第Ⅳ問の問題文は切り離せるようになっている。切り離したほうが解きやすいが、各ページに何問目かを書いておかないと、後で分かりにくくなる。

・数字はなるべく単純化した。例えば、10,000÷5,000の場合、0を3つずつ消去し、10÷5として計算するなど。

・試験開始後1時間程度たったところで(試験終了10分前まで)途中退出が可能になる。3分の1ほどの人が退出していた。が、自分はギリギリまでねばって見直しし、間違いを1個発見したので、途中退出せずによかったと思う。

 

Ⅵ 参考情報

・以上は、主に私の個人の体験に基づいた記載ですので、試験に関する正確な情報は、大阪商工会議所のウェブサイトをご覧ください。

www.b-accounting.jp

)。

・第24回の検定試験については、TACが解答速報を出してくださっています。

www.tac-school.co.jp

・個人のブログで参考にさせて頂いたのは、以下の2つです。情報が少ない中で助かりました。ありがとうございました。

kobito-kabu.com

 

kangaerusougiyasan.com

 

Ⅶ 合格しました

100点中96点で合格することができました。直前まであきらめずに、勉強してよかった!次回、2019年9月1日試験の申し込みは2019年7月26日までです。ご興味のある方は是非どうぞ!

 

以上

三菱UFJ国際投信第3回ブロガー・ミーティングに参加しました(その2)

こんにちは。にこいちです。12月10日に開催された、三菱UFJ国際投信(MUAM)第3回ブロガー・ミーティングの参加報告の続きです。式次第の4部と5部を今回ご紹介します。メモできたのは、発言の6~7割程度であり、聞き漏らし・間違いもあるかと思いますが、ご容赦頂ければ、と存じます。

 

 

4.対談「SBI証券iDeCoについて」(司会とSBI証券の橋本執行役員とMUAMの代田常務)

〔司〕セレクトプランを設けたいきさつは?

〔H〕セレクトプランについては、幅広いニーズに応えたいということから、インデックス投信もアクティブ投信も入れることにした。お客さんのニーズに応えるために、同じインデックスでも信託報酬の低いものも入れた。20~30代なら低報酬のインデックスを選択するのでいいかと思うが、月額1万2000円の枠ならアクティブでもいいのではないか。コストとパフォーマンスを考慮して選べばよいと思う。本数が多くても、ロボアドで選べばよいのではないかと思う。

〔S〕昨年の夏に厚労省がワーキンググループを立ち上げ、35本の枠という話になった。上限を設けないよう働きかけたが、枠が設けられることになってしまった。上限を設けない方がいい理由は、以下のとおりの2つである。まず、35本の上限を設けると、選んだ瞬間に競争が止まってしまう。次の理由であるが、厚労省は上限を設ける際に、アメリカの企業型DCを参考にしていた。そこで、本数が多いと加入者が減ることを根拠にしていた。しかし、個人の場合は、サラリーマンがいたり自営業者がいたりと属性が多種多様であり、35本に収まるかどうかは疑問である。DCは元本確保型があまりにも多いと感じている。そこで、第3のビールのように民間の知恵を絞り、オリジナルプランとは別にセレクトプランを設けることとした。

〔司〕オリジナルプランとセレクトプランを併存させた理由は?

〔H〕低コストインデックスを揃えてほしいという消費者からの声に応え、定量・定性的評価で選んだものをセレクトした。オリジナルプランを残した理由であるが、10年以上やってきて金額が高くなっている場合、株高を取り逃がさないため当面残すという選択肢もあると思ったから。

〔S〕SBIがiDeCoで20%のシェアがあるというのは大変すごいこと。20%の中でSlimがセレクトプランに選んでもらえたのはコスト的に優位だったため。三菱も業界最安値を目指しており、SBIとは方向性が同じだった。今後も将来の安心感(最安値)を提供していきたい。

〔司〕プラン選択における観点を教えて頂きたい。

〔H〕コスト的にはセレクトの方が若干ベター。

〔司〕ストレスフリーな投資が可能になる、という観点ではどうか。

〔S〕将来に渡って安心を届けたい。信頼に足るパートナーかどうかが重要。投資家の声に耳を傾けることが運用会社の責任と考えている。そういう部分を含めて、ストレスフリーにしたい。なお、先ほど、イボットソンのシミュレーションで「マイストライカー」と「マイミッドフィルダー」という言葉が出てきたので、補足する。「マイストライカー」と「マイミッドフィルダー」はeMAXISシリーズの最適化バランス型ファンドである。「マイストライカー」はリスク量20%(TOPIXのブレ位)、「マイミッドフィルダー」はリスク量12%(ドル円の変動幅位)を目指している。これらの組み合わせの計算をイボットソンにお願いしていたことから、今回のシミュレーションもお願いすることとした、という次第である。

 

5.参加者との意見交換、質疑応答

〔Q〕SBIに電話でファンドの質問をすることはできるか?

〔H〕交付目論見書や月次報告書、ファンドごとの選定理由をウェブ上で見られるようにしているので、まずはそちらを見てほしい。

〔S〕メーカーの仕事と販売の仕事は違うことを理解してほしい。商品の運用の中身は三菱のコールセンターで質問して頂きたい。

〔Q〕Slimのall countryを採用する可能性はあるか。

〔H〕Slim all country(除く日本)があるので、そちらを入れて組んで頂ければ。

〔S〕まずは上限を撤廃してほしいと考えている。

〔Q〕SBIでは、受け取るときに年金と一時金の2つしか選択肢がない。今後選択肢は増えるのか。

〔H〕現時点で予定はないが、要望が多いので、今後は検討していきたい。なお、まるまる売った部分を課税口座で運用する、という方法もあると考えている。

〔Q〕セレクトプランにはファンドが37本あるのはなぜなのか。

〔H〕ターゲットイヤーは数本でも1本とカウントしてよいと言われているため。

〔Q〕セレクトプランへの切り替えに必要な書類は簡単なものなのに、時間がかかるのはなぜか。

〔H〕いったん持っている資金を現金化して、また資産配分するのに時間がかかる(2~3か月)。他のところで買い、ヘッジをしてほしい。

〔Q〕三菱とニッセイと同じようなものが2本あるのはなぜか?

〔H〕両方ともお客様からの人気が高いため。

〔Q〕乗り換え中の掛け金はどうなるか。

〔H〕掛け金の拠出自体はできる。タイミングによって現金化されるかどうかは異なる。

〔Q〕顧客の年代別の比率は?

〔?〕20代は少ない。40代になると年金への不安があるのか、増えてくる(※どなたが答えたか不明です)。

〔H〕節税効果は高いので、5000円でもなるべく早く始めるといいと思っている。

〔Q〕国がコストを持っていくのを何とかできないか。また、始めるのに会社の許可を得なければならないのもストレスなので、何とかできないか。

〔S〕詳しくは言えないが、今後変わっていく可能性もある部分である。

〔Q〕セレクトプランのファンドは「人気」も考慮して選んだということだが、「人気」はどういう観点でとらえているのか。

〔H〕残高、毎月の購入金額、購入件数、アクセス件数などから人気度を測っている。なお、毎月の設定金額は開示している。

 

6.懇親会

・今回はアルコールありでしたが、泥酔する方もいなかったので、特に不快な思いはしませんでした。

・美しいオードブルやお寿司などが提供されました。会話に気をとられ、あまり食べられなかったのが残念。

・全体としては、若い方(30代位?)が多かったです。

SBIの社員の方に、以下を要望しました。

 ①イボットソンさんのようなシミュレーションをウェブサイト上で個人ができるようにしてほしい、②iDeCoは長期投資するものなので、拠出時期・金額やプラスマイナスを全部ウェブ上で、グラフを交えて、見られるようにしてほしい。

SBIの社員の方に、移管になぜ2~3か月もかかるのか、さらに踏み込んで質問をしたところ、今までの資金の売却と新たな買い付けを、それぞれ締切日を設けて一括処理しており、顧客の申し込みと締切日の前後関係で、タイミングが悪い場合には、時間がかかってしまう、とのことでした。

 

7.他の方のブログのリンク

最後に、今回のブロガーミーティングでお会いした方々のブログをご紹介させていただきます。

・青井ノボルさん

sindanindex.com

・NightWalkerさん

nightwalker.cocolog-nifty.com]

・もことんさん

disasters1.blog.fc2.com

・ずずずさん

www.zuzuzuwork.com

 

以上です。では、また。

 

三菱UFJ国際投信第3回ブロガー・ミーティングに参加しました(その1)

こんにちは。にこいちです。

今週月曜日に開催された、三菱UFJ国際投信株式会社(以下「MUAM」と略します)の第3回ブロガーミーティングに参加しましたので、2~3回に分けて、ご報告致します。

日時:2018年12月10日(月)19:00~20:30(懇親会20:30~21:30)

場所:MUAM会議室

食事:サンドイッチ(※とてもおいしかったのですが、カメラを持っておらず、メーカー名不明)、おーいお茶、焼き菓子「Miyaレーヌ」(㈱アミュゼ)

式次第:

1.開会挨拶

2.プレゼンテーション「iDeCo新プラン(セレクトプラン)の設定について」 SBI証券 投信・債券部 課長 仲岡由麗江さん

3.プレゼンテーション「SBI iDeCo 乗り換えシミュレーション、長期積立分散投資の重要性」 イボットソン・アソシエイツ・ジャパン CIO 小松原宰明さん

4.対談「SBI証券iDeCoについて」SBI証券 執行役員 橋本隆吾さん×MUAM 常務 代田秀雄さん

5.参加者との意見交換、質疑応答

6.閉会(懇親会へ移行)

 

以下、内容を式次第の順にご報告します。

 

1.開会挨拶

資料のうち、イボットソンさん作成の資料をブログに掲載する際の注意事項が告げられました。

2.iDeCo新プラン(セレクトプラン)の設定について

SBIの仲岡さんより、セレクトプランが設定されるに至った経緯のお話がありました。

・2005年1月より、SBIは確定拠出年金のサービスを開始した。ネット証券では初めての試みだった。手数料は残高に応じて無料という形だった。

・2017年1月、加入者の範囲が拡大した。公務員、主婦が加入できるようになったのに加え、サラリーマンのすべてが加入できるようになった。それに合わせて、口座管理手数料を無料にし、また、商品ラインアップを拡充した(2016年4月から拡充し、67本まで増やした)。

・口座数の状況は、加入者が24万6000口座であり、20%のシェアを占める。(※パワーポイントの資料によれば、加入者は21万2330口座、指図運用者は3万4422口座だったかと思います)

・2018年5月法改正があり、確定拠出年金の商品数の上限を35本としなければならなくなった。改正の理由は、たくさん商品がありすぎて加入者が選べないから、である。

・これについてSBIは、2点、思うところがあった。1点目は企業型と個人型とでは性格が違うということ。企業型は福利厚生だが、個人型は個人の意思で入るものであり、入り口が違う。2点目は、SBIで取り扱う投信は約2600本あり、そのうち8~9割には残高がある、すなわちそれぞれにニーズがあるということ。SBIとしてはそのニーズに合わせたツールを提供するというのが使命であると考えたことから、厚労省に上限撤廃を申し入れたが、聞き届けられなかった。

・オリジナルプランは計67本の商品を扱っているが、今後、29商品を除外とし、加入者・運用指図者に開示する。毎日のように、加入者から「なぜこの商品が(プランに)入っていないのか?」という質問が来ている。商品を変えるのは時間がかかるため、オリジナルプランとは別にセレクトプランを作ることにした。

・セレクトプランの商品の選択理由の1つは、低コストのインデックスをそろえること。そのためには、eMAXIS Slimははずせない。証券口座での人気とトータルリターンを勘案して34本のラインナップとした。

・もう1つは、多様性を備えること。2018年11月時点で、資料請求は2万5000件あり、うち1万8000件はセレクトプランを選んでいる。まだ、オリジナルプランにもニーズがあるのではないか。ちなみに、iDeCo顧客の属性であるが、7割は投信を保有しており、40代の利用が最も多い(=全体の4割を占める。)。

 

3.「SBI iDeCo 乗り換えシミュレーション、長期積立分散投資の重要性」

イボットソンの小松原さんから、表題のとおりの資料を使って、駆け足で説明が行われました。

・セレクトプランへの乗り換えのメリットは、信託報酬が総じて低くなること、デメリットは乗り換え期間中(約1~2か月が予定されている)のリターンが得られないこと。

・乗り換えシミュレーションの説明。例えば、40歳で、ミッドフィルダー型の旧プランから同新プランに80万円を移管し、毎月2万円を拠出する場合で、乗り換え期間が2か月の場合には、5年8か月後に乗り換えの効果が出る(=乗り換えたほうがお得になる)、など。

・運用のためには、長期、積立、分散投資が必要であり、将来の予測はできないため、4資産(国内株式、外国株式、国内債券、外国債券)に分散することが望ましい。

・4資産を分散した場合、運用期間1年間・5年間では何回かマイナスが出るが、10年間とするとマイナスが出なくなる。

 

以上、式次第の3つめまでご紹介しました。対談と質疑応答は、次の記事にします。

 

投信ブロガーが選ぶ!FUND OF THE YEAR 2018に投票しました。

こんにちは。にこいちです。

 

本日、「投信ブロガーが選ぶ!FUND OF THE YEAR 2018」に投票しました。

 

投票したファンドとその理由は以下のとおりです。

1.〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンド(2点)

①信託報酬が安い(0.11772%以内)

②純資産額が多い(1026億7400万円)

③2013年12月設定(約5年の実績)

④信託報酬を順に引き下げてきたり、監査費用を引き下げる等営業努力を行っている姿勢を評価

2.セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(2点)

①信託報酬が安い(0.60%±0.02)

②純資産額が多い(1664億3000万円)

③2007年5月に設定された長寿ファンド

④信託報酬を今年引き下げた実績、運用報告を紙媒体でも電子媒体でも行うなど、情報開示の姿勢を評価

3.eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(1点)

①信託報酬が安い(0.11772%以内)

②純資産額は中くらいか(261億3500万円)

③2017年2月に設定(まだ1年半ほどの運用期間)

④ブロガーミーティングを行うなど、情報開示に積極的

 

ということで、今回はすごく迷ったあげく、自分で既に積み立てているもの推し(①②)、これから積立を開始する人に勧めるならどのファンドを勧めるか(③)という観点で、得点配分を決めました。

今年はすごく混戦模様になると推測してます。結果発表が楽しみです!

 

※もことんさんから、2のセゾンの信託報酬が間違っているとのご指摘を受け(ありがとうございます!)修正しました。

 

 

 

 

 

つみっぷに参加することを迷われている方に(つみたてNISA Meetup 女子部の参加記録)

2018年11月2日に、金融庁主催の「つみたてNISA Meetup 女子部」(つみたてNISA Meetupの愛称が「つみっぷ」)に参加しました。今回は、申し込みの開始から受け付け終了までだいぶ時間の余裕があったので、知り合いのA(自営業手伝い)、B(派遣社員)の2人を連れて行きました。

詳しい議事進行は、水瀬ケンイチさんやQUICKさんが記事にされていますので、そちらをどうぞ。今回は、一緒に参加したA、Bの2人を誘ったときの反応やその後の動向を報告します。

randomwalker.blog19.fc2.com

quickmoneyworld-v1.azurewebsites.net

 

まず、A、Bを誘うのは、すごく躊躇しました。10月に入ってから株価の乱高下が激しかったですし、投資を始めてすぐにマイナスになるようだと、恨まれちゃう可能性がありますからね。だけど、つみっぷ、特に女子部の開催はなかなかないこと。なので、勇気を振り絞って、「金融庁が主催する投資家との交流会(「つみたてNISA」の勉強会)があるんだけど、一緒に出ませんか?女子だけだから、質問とかもしやすいと思いますよ。」「仕事との兼ね合いが気になるけど、早退したり、午後半休とって来ている方もいらっしゃいますよ。」「交流会のあとに、懇親会があり、会費はたぶん2000円位。金融庁の担当者とも直接話せる、いい機会ですよ。」と誘ったところ、2人とも、快諾。やはり、金融庁が主催するというのは、安心感が高く、魅力的だったようです。2人とも、仕事を早退して来てくれました。

Aは全くのお金・投資初心者。自分の給料がいくらなのか、税金をいくら払っているのかも、知らない状態でした。BはiDeCoはやっていましたが、つみたてNISAは知らない状態。iDeCoの商品には満足していない様子でした。

Bには、偶々1ヶ月ほど前に渡していた、水瀬さんの著作「お金は寝かせて増やしなさい」を読んでくるように指示。Bから、「どんな服を着ていけばいいの?ジージャンでもいい?」と聞かれたので、「官庁に行くので、ビジネスカジュアルぐらいがいいと思う」と回答しました。(Aも服装には悩み、子供の保護者会等に出席するような少し堅めの服装にしたようです。)

2人とも、岡本和久さんが過去にやった講演の動画、金融庁の今井さんの投資全般に関する説明、岩城みずほさんの講演「人生100年時代 一生お金に困らないために、今からできること!」、大江加代さんの講演「老後資産を作るiDeCoについて」を熱心に聞いていました。「つみたてNISA」と「iDeCo」の両方の制度について説明が聞ける場はなかなかないので、よかったみたいです。

その後の、質疑応答は高度な質問が多く、2人とも呆然といった面持ちで聞いていました。

懇親会では、Aは持ち前の社交性を発揮し、岩城さんや水瀬さんを質問攻めにした模様。Bはシャイな性格なので、もっぱら私が山崎元さんから、最近NHKにご出演された際の話やAIの話を伺っている際にそばにいてふんふんと頷いている、というかんじでした。

数日経って、Aからは楽天証券・カードに申し込みをし、iDeCoもつみたてNISAも始める、投資の本も読んでみる、という報告がありました。また、Bからは、「NISAをやってみようという気になりました。」「NISA自体は幅広い層を対象にしているのだろうけど、客層は余裕のありそうな人が集まっている感じがしました。もっと庶民的な、スーパーやコンビニのパートやバイトみたいな人こそ聞いてほしい感じもしました。」との感想をもらっています。

金融庁さんは、11月22日(木)に山形で、12月1日(土)に熊本で、「つみたてNISA Meetup」を開催されるようです。お近くの方は、参加してみるといいのでは?

つみたてNISA Meetup(つみップ) : 金融庁

 

以上、つみっぷ&その後の報告でした。