金融庁主催の「つみたてNISA フェスティバル 2017」に参加してきました!

金融庁主催の「つみたてNISA フェスティバル 2017」に参加してきました。

■日時:2017年9月10日(日)14:00~16:50

■場所:虎ノ門ヒルズフォーラム4階

■プログラム:

内閣府副大臣 越智隆雄氏の挨拶

・導入直前!「つみたてNISA」の制度説明、投資教育教材の説明(金融庁総務企画局政策課 金融税制調査官 今井利友氏、課長補佐 本田幸一氏)

・私が考える「つみたてNISA」と「iDeCo」の活用法(ファイナンシャル・プランナー岩城みずほ氏、確定拠出年金教育協会理事大江加代氏、FPアソシエイツ&コンサルティング株式会社代表取締役神戸孝氏、発表者4名)

個人投資家からの税制改正要望 ベスト5(「いつか子供に伝えたいお金の話」ブログ管理人虫とり小僧氏、金融庁総務企画局政策課 禁輸税制調査官 今井利友氏、課長補佐 岡本憲治氏)

・パネルディスカッション~つみたてNISAから考える日本の投資信託~(イボットソナソシエイツジャパン株式会社『投資信託事情』発行人・編集長島田知保氏、株式会社格付投資情報センター編集部ファンド情報編集長岡田篤氏、経済評論家山崎元氏、日本経済社編集委員(マネー報道担当)兼紙面解説委員田村正之氏)

・フォトセッション

■内容の紹介

1.内閣府副大臣越智隆雄氏の挨拶

・周囲に暗に薦められた?Tシャツを着て登壇されました。同年代の気さくな方、とい

 う印象。

・個人的には、越智道雄さんの息子さんかなーという点が気になって、内容があまり頭

 に入らなかった・・・(ごめんなさい!実家が選挙区だったんです・・・「うえからよんで

 もおちみちお、したからよんでもおちみちお」ってコールが頭を離れなくって・・・)

2.(1)導入直前!「つみたてNISA」の制度説明

   ・我が国の家計金融資産は1815兆円に達しているのにその約50%は現預金

    で、他国と比較しても現金・預金の割合が高い。そのため、米国・英国と比較

    して、金融資産が(1995年に比較して)1.54倍にしかなっていない。

   ・金融資産ゼロ世帯も昭和47年には3.2%だったのに、現在は30.9%

    にもなっており、収入が高い人でも金融資産ゼロ世帯が増えている。

   ・家計の安定的な資産形成に向けた取り組みとして、「つみたてNISA」を創設し

    た。

   ・つみたてNISAの概要は、年間投資上限額40万円、非課税保有期間20年間、

    投資可能期間20年間、とするもの。

   ・つみたてNISA対象と考えられる公募投信は、合計で114本(インデックス投

    信99本、アクティブ運用投信等15本)。

   ・年2回ボーナス月のみの積み立ても可。例えば、最初の1年は9月から12月

    まで毎月10万円ずつ積み立てるのでも可。

   ・「一般NISA」と「つみたてNISA」は年ごとに変更することも可能。

  (2)つみたてNISA早わかりガイドブックの説明

   ・ロボットのイラストが入ったりして、だいぶ見やすいものになっていました。

3.私が考える「つみたてNISA」と「iDeCo」の活用法

  ・20代・会社員・独身のケース、30代・会社員・子供(4歳、1歳)のケー

   ス、30代・会社員・既婚のケース、40代・会社員・4人家族のケースの、

   計4人の方が発表された活用法に、登壇者のFPの方などが突っ込みを入れる、と

   いう内容でした。全体的に辛口だったです。特に「つみたてNISA」でアクティブ

   投信を使うという内容や、「iDeCo」に一部預金を割り振る、という案には、反

   対意見が多かった印象です。

4.個人投資家からの税制改正要望 ベスト5

  ・今回のイベントの中では、これが一番面白かったです。虫とり小僧さんの司会ぶ

   りと怪しげな格好がベストマッチでした!

  ・5位:スイッチング(リバランス)ができるようにしてほしい。

  ・4位:「つみたてNISA」の対象商品の見直し

    ・インデックス投信の信託報酬要件引き下げ(0.3~0.4%程度へ)

    ・アクティブ投信の要件のシンプル化(信託報酬のみで十分)

    ・投資対象商品の拡大(投資経験などに応じて)

  ・3位:NISA制度の一本化

    ・現行NISA、ジュニアNISA、つみたてNISAの一本化

    ・ジュニアNISAを、つみたてNISA方式と同様としてほしい。

  ・番外編

    ・海外赴任者にもやさしい制度に。海外赴任の際にも、現行NISA、つみたて

     NISAの口座を維持できるようにしてほしい。

    ・NISAシニアプラスの新設

     50歳以上の株式資産(投資信託)の長期保有を優遇

  ・第2位:つみたてNISAの投資上限額の拡大

  ・第1位:NISA制度の恒久化

5.パネルディスカッション~つみたてNISAから考える日本の投資信託

 ・山崎氏:投信5000~6000本のうち、99%は検討に値しない(地雷)。

 ・山崎氏:つみたてNISAは金融庁が用意してくれた教材。

 ・岡田氏:3つの大切なアドバイスをする。「続ける。続ける。続ける。」

(その他、有益なお話が色々あったのですが、記憶力に限界があり、断念・・・)

 

以上、盛りだくさんな日曜日の午後でした。

・会場には、1億円の札束の見本や金塊(ダミー)があり、それぞれ持ってみました。

 1億円はギリギリ持ち上がりましたが、金塊は横にちょっぴりスライドさせることが

 できただけ。銀行強盗は力仕事だということが分かりました(←違うだろ、オイ)。

・会場には、以下のガイドブックやパンフレットが無料で頂けるよう、おいてありました。(2冊ほど頂き損ねましたので、そこはごめんなさい)

  ・「資産運用と証券投資 スタートブック」(日本証券業協会

  ・「わかりやすい投資信託ガイド」(一般社団法人投資信託協会

  ・「きちんと考えたい。これからのお金のこと。」(野村アセットマネジメント

  ・「投資信託読本」(大和投資信託

  ・「つみたてNISAのご案内」(アセットマネジメントOne株式会社)

  ・「はじめての資産運用・投資信託」(ドイチェ・アセット・マネジメント株式会社)

  ・「つみたてNISAスタート」(りそなアセットマネジメント)

  ・「よくわかるつみたてNISA!」(三井住友アセットマネジメント

  ・「iDeCo」(確定拠出年金普及・推進協議会)

 ※日本証券業協会一般社団法人投資信託協会の冊子は、すごくよくできていて、教

  科書のようでした。

 ※野村と大和のパンフレットは、すごくお金と手間をかけてつくっている感じ。人生

  のどういうイベントにどれくらいお金がかかるか、という具体的な数字から話が始

  まるので、分かり易いですし、とっつき安かったです。

・以上、長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。来年の開催も目指されているようなので、次回も是非、参加させて頂きたいと思います!