金融庁「個人投資家との意見交換会~つみたてNISAのガイドブック~」(8月23日)に行きました。

2017年8月23日、金融庁主催の「個人投資家との意見交換会~つみたてNISAのガイドブック~」に行ってきました。

今回は、金融庁の会議室ではなく、とある会社の会議室で行われました。

ガイドブック案が配布され、金融庁の方より説明があり、その後に個人投資家から案についての意見が提出され、金融庁の方がそれに答える、という流れでした。

記載内容については、ここが足りない、とか、順番がこうなっていたほうがよい、とか、なかなか厳しい意見が多かったように思います。

私も、「非課税」の意味が分かりにくい、といった意見を述べさせていただきました。

その後の懇親会にも参加しましたが、今回は人数も少なく(意見交換会は約20名、懇親会は約15名)、座って飲むことができたため、金融庁の方との名刺交換もでき、また、いろいろなお話もすることができ、大変有意義な会となりました。

しかも、今回は、むかーし「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ」でお目にかかった方と、最寄の駅が同じであることが判明し、お互いのバックグラウンド等を話しながら帰ることができました。彼女とは、また別の機会を設けてゆっくりお話ができたら、と思っています。

 

 

 

 

 

ファイナンシャル・プランナーの相談を受けてみた。

数週間前に、某ファイナンシャル・プランナー(F先生)の相談を受けてみましたので、今回はその感想などを書いてみたいと思います。

 

1.その前に、今までの経緯を簡単に書きます。

・2005年8月

夫婦で、某○○の窓口に赴き、それぞれ生命保険に加入した(年間30万円/人)。また、イチの医療保険にも入った(年間7万円)。

・2011年12月

夫婦で、某ファイナンシャル・プランナー(Y先生)の相談を受け、夫婦それぞれで個人年金保険に加入(各250万円)。また、ニコの医療保険にも加入した(年間14.5万円)。

・2013年5月

ニコ1人だけで、投資信託の積立方法などについて、カン・チュンド先生に相談。

・2017年7月

夫婦で、F先生の相談を受けにいった。←今ココ

 

2.相談を受けるまで

・電話で予約を取りました。電話してから約1カ月後の日程を薦められ、そのとおりにしました。

・(本来であれば郵送のところ、ご無理をお願いして)「質問書」をメールで送ってもらいました。「質問書」は16頁もあり、また、保険証券のコピーや源泉徴収票のコピーなどをして、一緒に郵送しなければなりません。うちは、夫婦2人分だけなので楽なはずでしたが、それでも週末2日くらいをこの準備に費やしました。相談の約1週間前には、これらの書類を送る必要があります。

 

3.F先生の相談のスタイル・内容

・「質問書」の内容に沿って、不明点等を聞かれました。そして、途中・途中で、こちらの質問や相談に乗って頂く、という形でした。

・主な相談内容は、保険のどれを残してどれを削ればよいか、というものでしたが、生命保険については今まで支払った分を払い済み保険にしてもらうこと、医療保険については2人とも不要では?とのアドバイスを受けました。

個人年金保険の内容はまあまあだということなので、解約等する必要はないとのことでした。

・イチは現在働いていないため、確定拠出年金に入る意味はないそうです。

・ニコの投信積立の総額が高すぎるので、このままでは暴落のときに精神的に耐えられないだろう、そろそろ売却を考えたほうがよい、とのことでした。

・その他、家のリフォームの相談にも乗ってもらい、相談は、トータルで2時間ほどかかりました。

 

4.結論

・有料の相談でしたが(約2万円)、これ以上、生命保険も医療保険も払わなくてよい、という結論が出て、ほっとしました。イチは現在無職だし、私も時短勤務をしているので、給料が減る予定だからです。

・F先生のアドバイスに従い、生保の払い済み保険への変更は完了しました。医療保険の解約はこれからやるつもりです。

・こんなことは、相談しなくとも自分でできる!という人も多いと思いますが、私は迷いが多いし(特に、保険のことは分からない)、イチは経済に興味がなく相談相手となってくれないので、こういう手段をとってみました。

 

 

 

 

 

書籍「毎月10分のチェックで1000万増やす!庶民のためのズボラ投資」を読みました。

投資ブロガーの吊ら男(つらお)さんの書籍「毎月10分のチェックで1000万円増やす!庶民のためのズボラ投資」を読みました。

 

7月半ばに発売になり、近所の本屋さんにも並んでいるのを発見したのですが、8月4日に「ズボラ投資」出版記念イベント」で少しだけお安く買えるというので、ずっと購入せずに我慢していたのです。イベントで購入した本には、吊ら男さんのサインを頂き、また、出版に至る経緯等について伺うことができました。色々な方とお話するのが楽しく(リトルミナセさんとか、後田先生とか、山崎元先生とか・・・)、おいしいお料理とお酒・ドリンクに身も心も幸せになりました。女性3名の方が、お料理とか用意してくださったようですが(本当にありがとうございます!)、キッシュとかナポリタンとか、絶品でした。自分の胃が小さいのが、誠に残念。

 

おっと。横道にそれましたが、「ズボラ投資」の感想です。

・結論が早くて、分かり易い。特に、お勧めの投資信託を具体的な名称をあげてくださったのが、よかった(29頁、71頁)。

・図やイラストが多くて読みやすかった。世界経済も右肩上がりのグラフも(119頁)、ご自身で作成されたもののようですが、すごいありがたかったです。こういうデータが知りたかったんです。

・「『勝ち組』企業もフツーに危機に陥ります」の表がよかった(46頁)。北海道拓殖銀行の破綻とか、ショックでしたよね・・・。興銀・長銀日債銀の名前も、久々に思い出しました。

・今までの投資本で知らなかった情報が網羅されている部分もありました。例えば、証券会社の倒産にも1000万円まで補償がある、とは知らなかったです(60頁)。

・第4章の「ズボラ投資家を誘惑するボッタクリ投資の見抜き方」は(123頁)、前評判どおり、充実していました。「大手金融機関でも信用しない」とはっきり言い切ってくださって、胸がスカッとしました。ボッタクリ投資は、手を変え品を変え、色々登場してくるので、続編を期待します。

・第5章の「ズボラ投資でより儲けるために」も、保険の見直しや格安スマホの話が具体的に書いてあって、よかったです。

・全体的に、若いサラリーマン(20~40代)を読者として想定とされているのかな?と感じましたが、特に、第4章は50代以降の方々にも是非読んで頂きたい、と強く思いました。

 

以上です。今後のブログの更新・次の著作も楽しみにしています!

 

 

金融庁「個人投資家との意見交換会」(積立NISA) 2回目と3回目に参加してきました!

金融庁の主催する、積立NISAに関する、「個人投資家との意見交換会」に参加してきました。金融庁はこの交換会を全部で3回行っていますが、ニコ(私)が出席したのは、2回目(5月29日)と3回目(6月29日)です。

 

メモも全然取らなかったし、理解ができなかった部分もあるので、他の皆様のブログを参考にしつつ、自分でした質問とその回答くらいは、備忘録として付けておこうと、久々にブログを書くことにしました。

 

1.5月29日の説明会について

・最初の20~30分は、金融庁の方から、積立NISAについての説明があり、その後1時間程度、質疑応答がありました。

・ニコは、ずうずうしくも、2回、質問をさせて頂きました。

Q1:平均寿命が長くなっている一方で、子供を1人育てるには、最低でも20年近くかかります。こういう事情があるので、特に女性の場合、いつもコンスタントに積み立て続けられるとは限りません。積立NISAの期間が20年しかないのは、短いのではありませんか?もっと長くできませんか?

A1:私の目には、もっと先が見える(笑)!(←今回の説明会の中心的な役割を担っていた担当官の方が、ユーモアを含めて、回答してくださいました。)

Q2:金融機関のブラックリストのようなものを作成し、積立NISAのページからリンクを貼って、そこに飛べるようにできませんか。消費者庁あたりと連携できませんか?

A2:金融庁の場合、調査を色々してから処分を決めるという形になるので、最初の段階(消費者から訴えがあった段階)で、ウェブ上に掲載するのは難しいと思います。

Q2(続き)しかし、若い方はもう忘れているかもしれないが、商品を提供する金融機関の中には、過去に、損失補填等の問題を起こした業者が紛れ込んでくる可能性があり、それは問題では?

A2(続き)(他のブロガーさんからの援助発言がありました)・・・検討致します・・・

・懇親会では、他の個人の参加者さんと話をさせて頂きました。楽しかったのですが、飲み過ぎたせいか、ここで誰と何を話したのか、全然記憶がありません・・・(汗)。

 

2.6月29日の説明会について

・席についてすぐに、ファンド情報編集長の岡田様が名刺交換をしてくださいました。(ありがとうございます!)

・そして、左側を見ると何だか見たことのあるお顔が・・・。カン・チュンド先生でした。うれしく、ご挨拶をさせていただきました。

・最初の10~15分程度、積立NISAについて金融庁の方から、説明がありました。その後、席順(向かって右から左へ)に、各運用会社から挨拶と準備状況の説明がありました(野村→大和→レオス→セゾン→ニッセイ→ブラックロック三菱UFJ)。この世界のスーパースター(であろう)方々が、にこやかに意気込み等を語ってくださいました。が、個人的には、野村さんが多少抽象論が多くて、あまり内容に踏み込んでくださらなかった印象がありました。大きい会社だと、やっぱりあまり踏み込んだ内容は話せないのでしょうか?

・その後、個人の質疑応答が始まりました。最初はシーンとしていたものの、じょじょに手を挙げる人が増えました。ニコは、セゾン投信の中野社長に、質問を1つなげかけさせていただきました。

Q:セゾン投信では約7年積み立てをさせて頂き、なかなかよい成果を得ています。中野社長にはいつもお世話になっており、ありがとうございます。さて、うちの夫婦の場合、私は積立投資をしているのですが、夫は全然投資に興味がなく、全額普通預金につっこんでいます。このような夫を積立投資に誘うため、「夫婦割り」とか「家族割り」のような制度を作っていただき、夫婦や家族が申し込めば信託報酬を割り引く制度などを作っていただきたいのですが、いかがでしょうか?

A:セゾン投信は一物一価をポリシーとしています。また、最初から投資してくださったお客様も最近投資を始められた方も、どのくらいの資産額を投資してくださっている方でも、平等に、みなお客様ということで対応させていただいています。「夫婦割り」などの制度は、そういうポリシーに合わないので、採用する予定はありません。旦那様が投資に興味がない、という点ですが、一度、草食投資隊のセミナーにつれていらしてください。すぐに興味をもたれると思います。

・ということで、質問の結果は撃沈といったところでしょうか・・・。が、「夫婦割り」等の具体的な特典がないと、今まで投資にまったく興味がない人の気を引くのって難しいんですよね・・・。

・懇親会では、投資を始めて1年半の女性と、明日が退職日!というこれから投資を始める女性と3人でタッグ(?)を組み、セゾン投信の中野社長のお話を伺ったり、カン・チュンド先生のお話を伺ったり、虫取り小僧さんにご挨拶にいったりしました。三菱UFJの代田取締役とも最後に少しだけお話をすることができました(emaxisも持っているとお話をしたら、熱い握手をしてくださいました!)。

・プロの皆様も、ブロガーの方も、ここ最近の金融庁の姿勢の変化(昔だったら、個人投資家との意見交換会の開催なんて考えられない!)に驚いておられました。大変貴重な会に参加できて、私も大変ためになりました。次回があったら、また是非参加したいです。

金融庁の担当者の方々には、夜遅くまで(22:00過ぎまで)お世話になりました。ゴミの片付けなども、今回の意見交換会・懇親会の中心的な役割を担っていた男性職員の方が率先して行っていました。また、一定時間以降は、金融庁の担当者の方が一まとまりのグループを先導する形でないと外に出られない、ということで、若い女性の担当官の方がていねいに先導してくださいました。頭が下がりました。金融庁の皆様の熱意が、皆様に伝わるといいな、と思いました。

 

3.まとめ

・カン先生から、積立NISAはやりますか?と質問を受けました。今、50代なので、(私にとっては)20年が少し長すぎるように思うのですが、と申し上げたところ、始めて、やめたいと思ったときにやめればいいんですよ、とアドバイスを頂き、目からうろこが落ちました。そうですか、やめていいんですね!であれば、始めてみてもいいかな、と思ってます。現行NISAをやっているので、その引継ぎ?の仕方がいまいち分からない。研究せねば・・・。

 

 

 

 

特別講座「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)を賢く活用しよう!」に参加してきました。

今日は午前10~12時まで、四谷で開催された特別講座「個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)を賢く活用しよう!」に参加してきました。講師は竹川美奈子先生です。

 

この講座は、家計の見直し相談センターの「マネーの達人」養成学校の特別講座として開かれたもので、過去に同センターの家計相談に乗ってもらった人及び同伴者は無料(一般の方は2000円(税込))のものです。

 

内容は、

1.個人型確定拠出年金iDeCoとは

2.メリット・デメリット

3.金融機関選びのポイント

4.どう活用するか

に分けて、パワーポイントの資料を使った分かり易い講座でした。

 

特に、以下の図表が分かり易かったです。

①限度額

所得税と住民税の軽減効果(概算)

③金融機関選びのポイント(口座管理料の差を示した表)

④運営管理機関の例の表(ネット証券2社と窓口での申込も可能な銀行等3社)

 

①から③については、竹川先生の近著「個人型確定拠出年金iDeCo活用入門」(ダイヤモンド社、1400円+税)にも掲載されているので、気になる方はこの本をお読みになるとよいと思います。

 

質問者からかなり竹川先生個人の投資額・経験について突っ込まれた質問もされていましたが、竹川先生は苦笑しながらもしっかりお答えになっていて、好印象でした。

 

ニコは既に個人型確定拠出年金で年27.6万円の積立投資を行っていますが、今年の12月31日をもって無職になるイチの分の年金をどうするかを考えなくてはいけません。イチの身分を自営業とするか、専業主夫とするかで悩み中です。これによって、iDeCoの積立額限度額が変わってくるからです。自営業なら年額81.6万円(月額6万8000円)、専業主夫なら年額27.6万円(月額2万3000円)と、倍以上違います。もう少し時間をかけて考えてみます。

 

投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016に投票しました。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016に投票しました。

自分がコツコツ投資をする際に、参考にさせて頂いたイベントです。

自分でも選んでみたいな、と思って、このブログを始めたこともあり、初めての投票をしてみました。

投票先は、以下のとおり。

・セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド:2点

三菱UFJ国際投信eMAXISバランス(8資産均等型):3点

自分がいつも積み立てているファンドの中から選んでみました。信託報酬がなかなか下がらないのが悩みのタネですが、今でも資産が増え続けているなど、運営が安定していることから選ばさせて頂きました。

今年は、信託報酬引き下げ競争があったので、それで話題になったファンド(たわら、とか)が高得点を取るのかなと思いましたので、既存ファンドも負けずにがんばってほしいと思います。

投資信託の積立投資を続けています。

古い通帳を見ないとはっきり思い出せませんが、2004年頃から、投資信託の積立投資をしています。

当初は、海外留学費用のために積立をしていました。そのため、留学時(2008年)に積み立てたお金を取り崩し、留学期間中(2008年~2010年)は、積立をおやすみしていました。

その後、再就職をし、2010年末ころから、投資信託の積立を再開しています。途中で積立額を変更したりもしていますが、今の積立先及び金額は以下のとおりです。

セゾン投信:5万円/月

eMAXISバランス(8資産均等型):13万6000円/月

・DC外国株式インデックスファンド(SBI確定拠出年金):2万3000円/月

1月当たり20万9000円積み立てています。お給料の大部分を積み立てている感じです。その分、普段はそこそこ節約した生活をしている(はず)であり、これは後日、別途検証する予定です。

積立投資は、いったん仕組みを設定してしまえば、何もしなくともドンドンお金が積立られていくので、とてもラクチンです。その一方で、市況が悪くても積立を中断していないこともあり、確定拠出年金は積立額に比較して残高がマイナスになっています。他方で、セゾン投信eMAXISバランスは、残高がプラスになっています。トータルでは、少しプラスになっている、という感じです。難しい理屈は判りませんが、とりあえず精神衛生上は悪くない投資方法だと思いますし、投資にあまり労力をかけたくない人には向いていると思います。

最近、投資信託の信託報酬の値下げ合戦が始まっているという話をチラホラ聞くことが多くなってきました。今の積立先でいいのか、少し迷い初めているところです。セゾン投信さん、三菱UFJ国際さん、もう少し信託報酬の値下げをして頂けると嬉しいです!